「三井住友カードの利用料金を滞納してしまった!」
「滞納後はどういう対処をすればいいの?」
このような状況に陥ってしまったあなたにご覧いただきたいのが当記事の内容です。
まず安心していただきたいのですが、仮に利用料金を滞納したとしても、すぐに対応すれば大きな問題には発展しません。
ただし、滞納が続いてしまった場合は、利用停止や強制解約などに発展するリスクが伴います。
- 引き落としがかからないと、すぐに利用停止
- 利用再開になるのは滞納分を返済してから2~5営業日程度かかる
ここでは、三井住友カードの利用料金を滞納してしまった時の対処法の他、利用料金の滞納後に待っている利用停止や強制解約に至るまでの流れ、利用停止から復活に必要な日数などについて解説しています。
参考» クレジットカードの利用料金を滞納したら信用情報は悪化!滞納時の対処法を解説
まずは三井住友カードの締日・引き落とし日を知ろう!
三井住友カードの締日 | 三井住友カードの引き落とし日 |
---|---|
15日 | 翌月10日 |
月末 | 翌月26日 |
三井住友カードの締日と引き落とし日には上記の2パターンがあります。
15日に締日で、翌月10日に引き落としされるパターンと、月末締めで翌月26日に引き落としがかかるパターンです。
ちなみに通常の三井住友カードの場合、上記のいずれかのパターンを自由に選択できます。
「自分が設定した引き落とし日を忘れてしまった!」
という方は、会員専用サイトの『Vpass』のWEB明細書から確認できますよ。
通常の三井住友カードと締日や引き落とし日が同じカードの種類
通常の三井住友カードと同様に、15日締/翌月10日引き落としと、月末締/翌月26日引き落としのいずれかから選択できるカードの種類は次の通りです。
- 三井住友カード(NL)
- 三井住友カード(学生)
- 三井住友カード RevoStyle
- 三井住友カード プライムゴールド
- 三井住友カード ゴールド
- 三井住友カード プラチナプリファード
- 三井住友カード プラチナ
- 三井住友VISAバーチャルカード
- 三井住友銀聯カード(ぎんれんカード)
なお、以下の2枚については月末締/翌月26日払いのカードとして発行されますが、カード発行後に15日締/翌月10日払いへの変更が可能です。
- 三井住友カード デビュープラス
- 三井住友カード デビュープラス(学生)
いずれにせよ、最終的にはあなた自身の希望の締日/引き落とし日を選ぶことができるというわけですね。
三井住友カードの締め日・引き落とし日については『三井住友カードの締め日と引き落とし日|再引き落とし日や残高不足時の対処法』の記事で詳しく解説しているので、合わせて参考にしてみてくださいね。
三井住友カードを滞納した場合の対処法
三井住友カードの利用料金を滞納した場合の対処法は、再引き落とし日までに必要な金額を入金するか、あるいは指定口座に必要金額を振込するかの二択です。
どちらの対処法を取るべきかは、引き落とし日と引き落とし口座によって異なります。
たとえば、毎月10日もしくは26日に引き落としがかかる方が、三井住友銀行を引き落とし口座に指定されている場合、以下の仕様で再引き落としがかかります。
引き落とし日 | 支払い方法 | 再引き落とし期間 |
---|---|---|
10日 | 毎営業日に再引き落としがかかる (18時までに口座への入金が必要) |
お支払い月当月の月末まで |
26日 | お支払い月翌月の15日まで |
引き落とし日と引き落とし口座ごとの対処法については、『三井住友カードの公式ホームページ』で確認できます。
まずはこちらをご覧いただき、いつまでに何をすれば良いかを把握すると良いでしょう。
三井住友カードの利用料金を滞納した時の利用停止日や復活はいつ?
三井住友カードの利用料金を滞納してしまった場合、利用停止日や復活に至るまでに必要な日数が気になりますよね。
以下、利用停止や復活の件について、『三井住友カードの公式情報』を抜粋した内容をご覧ください。
クレジットカードのお支払い日に引き落としがされなかった場合には利用停止となります。この場合、カードのご利用再開は弊社がお支払いの確認をした後(目安として2~5営業日後)となります。
上記の通り、支払い日に引き落としがかからなかった場合、間もなくカードは利用停止となってしまいます。
また、利用停止から利用再開に至るまでには、あなたが滞納分を返済してから2〜5営業日が必要だというわけですね。
- 支払い日に引き落としがかからなかった場合、間もなくカードは利用停止となる
- 利用停止から利用再開に至るまでには、あなたが滞納分を返済してから2〜5営業日が必要
当然ではありますが、あなたが必要な金額を返済してから、カード会社がその事実を確認するまでにはタイムラグがあります。
返済さえすれば、すぐに利用停止から復活に至るとは限らないと心得ておきましょう。
三井住友カードが強制解約に至るまでの流れ
三井住友カードの利用料金を滞納した場合に、利用停止はもちろん、最悪のケースとしてカードそのものの強制解約があります。
下記に、三井住友カードの利用停止から強制解約までの流れを記載しています。
- 三井住友カードの利用料金を滞納してしまう
- 三井住友カードが利用停止になってしまう
- 滞納分を支払いできなければ強制解約に至る
『三井住友カードの利用規約』の第23条(会員資格の取消)では、カード利用に係る債務の履行を怠った場合、カード会社は通知・催告等をせずに会員資格を取消できるとの記載があります。
ただし、強制解約に至るまでの具体的な日数は公式情報で示されていません。
したがって、ここではあくまでも一般的な話となりますが、どれだけ遅くとも本来の支払い日から2〜3ヶ月程度で、強制解約に至ってしまうと覚悟しておきましょう。
三井住友カードの利用料金を滞納した場合のリスクや強制解約後に待っているもの
薄々あなたもお気づきと思いますが、三井住友カードの利用料金を滞納することのデメリットは、利用停止や強制解約に留まりません。
当記事最終項では、以下の項目を挙げながら、三井住友カードの利用料金を滞納した場合のリスクについてもしっかりと目を向けていきたいと思います。
- 遅延損害金が発生する
- 三井住友カードが利用停止になってしまう
- クレジットヒストリーに記録が残る
- 強制解約に至る
- 分割払いやリボ払い分も一括請求される
- 裁判沙汰に発展する
以下の内容をご覧いただければもはや、滞納分を放置しようという考えは頭の中から消えることでしょう。
それでは早速、それぞれの項目について深掘りしていきますよ。
遅延損害金が発生する
本来の引き落とし日に三井住友カードの利用料金の支払いができなかった場合、その翌日から支払い完了日に至るまでの日数分、年率14.6%の遅延損害金が発生してしまいます。
支払い日が遅くなればなるほど、雪だるま式に借金が増えていくことを思うと実に恐ろしいですよね。
- 利用料金を延滞した場合、遅延損害金が発生する
- 遅延損害金は返済が完了するまで雪だるま式に増え続ける
ここで具体例を一つ挙げて遅延損害金のリアルに触れていただきましょう。
仮に三井住友カードで20万円のショッピングをした上で、その支払いを1か月滞納してしまった場合、遅延損害金は次の通り算出できます。
- 200,000円×14.6%÷365日×30日=2,400円
つまり、本来は200,000円のショッピング利用であるにもかかわらず、トータルで202,400円も返済しなければならないということ。
ただでさえ支払いが困難な状況の中、どんどん遅延損害金が膨らんでしまうとなると、今までのお金の管理を一新しない限り、完全に詰みの状況に追い込まれてしまいますよ。
三井住友カードが利用停止になってしまう
すでに当記事でお伝えした通り、三井住友カードの利用料金を滞納してしまった場合、間もなく三井住友カードは利用停止扱いとなってしまいます。
加えて、滞納分を支払ったとしても、利用再開となるのは2〜5営業日後です。
普段から様々な支払いを三井住友カードに任せている方にとっては、無視できない問題ですよね。
特に公共料金やサブスクリプションなどの支払いを三井住友カードに設定している場合、三井住友カードの利用停止によって、各種サービスの支払いが滞らないかどうかも確認しておくべき点と言えます。
クレジットヒストリーに記録が残る
三井住友カードの一時的な利用停止よりもさらに痛いのが、クレジットヒストリー(信用情報)に履歴が残されることです。
あなたもご存知の通り、クレジットヒストリーは様々な審査で重要視される個人情報。ある意味、お金以上に大切なものとも言えます。
そんなクレジットヒストリーに傷が残されてしまうと、今後の人生であなたがチャレンジする審査で、良い結果を出すことは難しくなってしまうでしょう。
- 利用料金の滞納でクレジットヒストリーに傷が残る
- クレジットヒストリーに傷が残ると、ありとあらゆる審査で不利になる
お金の支払いをルーズにしてしまうと、あなたの大切な信用までを失ってしまうことを改めて認識していただければと思います。
三井住友カードの強制解約に至る
あくまでも目安ですが、本来の支払い日から2〜3ヶ月ほど滞納が続くと、三井住友カードの強制解約に至ってしまいます。
強制解約後はもちろん、再度三井住友カードに入会できない他、最低5年間のブラックリスト入りが確定しますので、今後の全ての審査はほぼ100%パスできないと思っておきましょう。
- 本来の支払い日から2〜3ヶ月程度の滞納で三井住友カードの強制解約に至る
- 強制解約後はブラックリスト入りが確定。向こう5年間はほぼ100%審査落ちしてしまう
クレジットカードの『クレジット』は信用を意味しますが、まさに信用の重要性がひしひしと伝わってくる話ですよね。
強制解約後は分割払いやリボ払い分も一括請求される
あなたは現在、三井住友カードで分割払いやリボ払いを利用しているでしょうか。
もし利用されているなら強制解約後は特に注意が必要です。
薄々お察しの通り、三井住友カードが強制解約に至ってしまった場合、分割払いやリボ払いの利用分も含め、一括請求がかけられてしまいます。
一括で支払うのが厳しいからこそ助かっている分割払いやリボ払いですが、強制解約後は支払い方法や利用額の多寡にかかわらず、残債が一気にのしかかってくるというわけですね。
- 強制解約後は分割払いやリボ払い分も一括請求される
- 強制解約後は支払い方法や利用額の多寡にかかわらず、残債が一気にのしかかってくる
いずれ必ず支払わなければならないのであれば、早め早めに対処するのが最善手と言えるでしょう。
裁判沙汰に発展する
先ほど記載した通り、強制解約後は分割払いやリボ払いの利用分も含め、残債の一括請求がかかります。
「ただでさえ毎月の支払いが困難なのに、一括請求とか無理!」
と思われるかもしれませんが、一括請求にも対応できない場合、最終的には裁判沙汰に発展します。
ここまでくるともうお手上げです。
いくらあなたの経済状況が苦しくても、法的処置で財産が差し押さえられてしまうため、支払いの義務から逃れることはできません。
- 強制解約後は残債が一気にのしかかってくる
- 一括請求に対応できなければ裁判沙汰に発展する
当記事をご覧のあなたには、こんな未来を迎えて欲しくありません。最悪の事態に陥ってしまう前に、早め早めに打ち手を模索し、なんとしてでも苦しい状況を打破してくださいね。
参考» クレジットカードの利用料金を滞納したら信用情報は悪化!滞納時の対処法を解説
三井住友カードの利用料は滞納前に対処して強制解約を防ごう!
ここまでの内容をご覧になった方なら、利用料金の滞納がいかに恐ろしいことであるかについて、改めて理解が深まったことと思います。
ここで振り返りを兼ねて、当記事のポイントをまとめておきましょう。
- 三井住友カードの締め日と引き落とし日は人それぞれ
- 三井住友カードを滞納した場合は入金するか振込する
- 三井住友カードを滞納すると遅延損害金が発生する
- 三井住友カードを滞納するとクレジットヒストリーに記録が残る
- 三井住友カードの滞納が続くと最終的に強制解約に至る
- 強制解約の処分に至ると、ブラックリスト入りが確定する
- 強制解約後は残債が一括請求される
- 強制解約後も支払いに応じずにいると裁判沙汰に発展する
ちょっとした気の緩みが支払いの遅延につながり、やがては取り返しのつかない事態があなたを待ち構えています。
ぜひこれを機にお金の管理を徹底的に見直していただき、余裕をもった支払いが励行できるような状況を作ってください。