「JCBカードの利用料金を滞納してしまった!」
「もしかしてこのままだと利用停止や強制解約になっちゃうの?」
このような状況の方にご覧いただきたいのが当記事の内容です。
普段から利用しているクレジットカードの利用料金をうっかり滞納してしまったら、利用停止や強制解約などの可能性が頭をチラつき、不安になってしまいますよね。
ここでは、JCBカードの利用料金を滞納してしまった場合の対処法はもちろん、利用停止から復活に至るまでに必要な日数や、滞納後の具体的なリスクについても詳しくまとめています。
今、あなたが何を最優先ですべきかを見極めていただくためにも、ぜひ以下の内容を参考にしてみてください。
参考» クレジットカードの利用料金を滞納したら信用情報は悪化!滞納時の対処法を解説
まずはJCBカードの締日・引き落とし日を知ろう!
- JCBカードの締日:15日
- JCBカードの引き落とし日:翌月10日(土・日・祝日の場合は翌営業日)
JCBカードの締日は毎月15日です。
毎月カツカツで生活している方にとっては、締日が1日違うだけで死活問題に至ってしまうもの。
特に買い物が集中する月に関しては、締日を意識しながらJCBカードを計画的に利用することが大切です。
また、毎月15日までのJCBカードの利用分は、翌月の10日に引き落としがかかります。
引き落とし日の直前になって慌ててしまわないように、余裕を持って数日前までには、引き落とし口座に十分な資金を用意しておきたいですね。
JCBカードを滞納した場合の対処法
「余裕を持って支払いたいのはやまやまですが、すでに滞納してしまいました…」
そんな声が聞こえてきそうです。JCBカードの利用料金を滞納してしまった場合、まずは何をすべきなのでしょうか。具体的な対処法は次の2通りです。
- 再引き落とし日までに必要な金額を口座に準備する
- JCBの指定先口座に必要な金額を振り込む
早速、それぞれの対処法について詳しく見ていきましょう。
再引き落とし日までに必要な金額を口座に準備する
JCBカードの利用料金を滞納してしまった場合でも、再引き落とし日までに必要な金額を口座に準備すれば大丈夫です。
特に、引き落とし日当日に対処すれば、支払い遅れに該当しないことも覚えておきましょう。
以下、引き落とし口座の金融機関ごとの仕様についてまとめてみました。
引き落とし口座 | 滞納してしまった場合の再引き落とし日 |
---|---|
三菱UFJ銀行 三井住友銀行 りそな銀行 |
【支払い日当日の場合】 ・普通預金口座:18:00までに引き落とし口座に必要な額を入金する ・当座預金口座:15:00までに引き落とし口座に必要な額を入金する【支払い日翌営業日以降の場合】 ・月末まで毎営業日、振替 |
みずほ銀行 | 【支払い日当日15:00までの場合】 ・15:00までに引き落とし口座に必要な額を入金する【支払い日当日15:00以降の場合】 ・毎月25日に振替 |
ゆうちょ銀行 | 【支払い日当日18:00までの場合】 ・18:00までに引き落とし口座に必要な額を入金する【支払い日当日18:00以降の場合】 ・毎月26日に振替 |
引き落とし日の当日までになんとか対処すれば、支払い遅れにカウントされないのは実にありがたいですね。
仮に支払い日の当日を過ぎてしまったとしても、できる限り迅速に対応し、再引き落とし日に間に合うように行動しましょう。
JCBの指定先口座に必要な金額を振り込む
JCBカードの利用料金を滞納してしまった場合、JCBの指定先口座への振込でも対応できます。
- お手持ちのJCBカード裏面に記載されている電話番号に連絡する
- 滞納分を振込したい旨を伝える
- 振込先口座と必要な金額を案内してもらう
- 期日までに必要な金額を指定先口座に振り込む
当記事の後半で改めて記載しますが、引き落とし日に間に合わなかった場合、翌日以降から返済日に至るまで、遅延損害金が発生してしまいます。
つまり、振込が遅くなればなるほど、遅延損害金の額も上がってしまうため、可及的速やかに支払いを済ませてくださいね。
JCBカードの利用料金を滞納した時の利用停止日や復活はいつ?
残念ながら、JCBカードの利用料金を滞納してしまった場合、まもなくJCBカードは利用停止となってしまいます。
実際に、『JCBの公式ホームページ』では、JCBカードの利用停止に関して、以下の記載が見られます。
カードご利用制限についてお支払い日当日にお振替ができなかった場合、お支払いの確認がJCBでできるまでご利用を制限します。
平たく言えば、JCBカード利用停止までの猶予はないというわけですね。
JCBで入金確認をした翌日からJCBカードが利用できるようになる
「利用停止になってしまった後の復活はいつ?」
と気になっている方もいることでしょう。あなたの疑問に対する明確な答えが『JCBの公式ホームページ』に記載されていますので、以下をご覧ください。
毎月10日(土・日・祝日の場合は翌営業日)の支払い日から20日以内にお支払い(お振替またはお振込)された場合、JCBにて入金確認をした翌日からカードが利用できます。※JCBで入金確認ができるのはお支払い日から3~4営業日後となります。
ご覧の通り、あなたが必要な金額を支払ってすぐにJCBカードの利用制限が解除されるわけではありません。
およそ3〜4日程度、タイムラグがあることを覚えておきましょう。
JCBカードが強制解約に至るまでの流れ
JCBカードの利用料金を滞納した場合に、利用停止はもちろん、最悪のケースとしてカードそのものの強制解約があります。
下記に、JCBカードの利用停止から強制解約までの流れを記載しています。
- JCBカードの利用料金を滞納してしまう
- JCBカードが利用停止になってしまう
- 電話や書面などで督促が入る
- 対応できなければ強制解約に至る
『JCBカードの利用規約』の第39条では、本会員が約定支払額を約定支払日に支払わなかった場合に、会員の資格を喪失することが記載されていますが、強制解約までの日数までは明記されていません。
したがって、あくまでも一般的な目安として認識していただきたいのですが、本来の支払い日から2〜3ヶ月程度で、強制解約に至ってしまうと覚悟しておいてください。
もちろん、強制解約になってしまうと、JCBカードが利用できなくなることはもちろん、様々なリスクを背負うことになります。
次項で詳細を見ていきましょう。
JCBカードの利用料金を滞納した場合のリスクや強制解約後に待っているもの
JCBカードの利用料金を滞納したらマズいことは誰でも分かります。
ところが具体的にどんなリスクがあるのかをあなたは正確に理解しているでしょうか。
当記事最終項では以下のテーマに沿って、JCBカードの利用料金を滞納した場合のリスクについて深掘りしていきたいと思います。
- 遅延損害金が発生する
- JCBカードが利用停止になってしまう
- クレジットヒストリーに記録が残る
- 強制解約に至る
- 裁判沙汰に発展する
ご覧の通り、利用料金の延滞は百害あって一利なしです。以下の内容をご覧いただければ、取り返しのつかない事態に発展してしまう前に行動すべきだと再認識していただけることでしょう。
遅延損害金が発生する
JCBカードの利用料金を滞納した場合、本来の引き落とし日の翌日から完済日に至るまで、以下の遅延損害金が発生してしまいます。
- ショッピング1回払い/ショッピングリボ払い:年14.60%
- キャッ シング1回払い/キャッシングリボ払い:年20.00%
『翌日から完済日に至るまで』という部分が特に怖いですね。
返済日が遅れれば遅れるほど、あなたが被る遅延損害金は膨れ上がるわけです。
雪だるま式に借金が増えていってしまう前に、一日でも早く負のスパイラルにピリオドを打ちましょう。
JCBカードが利用停止になってしまう
改めておさらいしておきますが、まもなくJCBカードが利用停止扱いとなってしまいます。
私生活で発生する様々な支払いをJCBカードに任せている方にとって、JCBカードの利用停止は死活問題に発展することさえ考えられます。
公共料金の支払いや、サブスクリプションの支払いをJCBカードに指定されている場合は、これらの支払いもストップしてしまうため、特に注意が必要ですね。
- JCBカードの利用料金を滞納した場合、まもなくJCBカードが利用停止扱いとなる
- 公共料金やサブスクリプションをJCBカードで支払っている場合は特に注意が必要
もちろん滞納分を返金すれば、利用停止は解除されます。
ただし、あなたが利用料金を返済してから、JCBで入金確認ができるまでに3~4営業日が必要であることも覚えておいてくださいね。
クレジットヒストリーに記録が残る
遅延損害金の発生や利用停止も痛いですが、それ以上に怖いのが信用情報に傷が残ることです。
あなたもおそらくご存知の通り、JCBカードの利用料金を滞納した場合、クレジットヒストリー(信用情報)にその記録が残されてしまいます。
クレジットヒストリーは、ありとあらゆる審査において重要視される個人情報です。
もちろん、クレジットヒストリーに傷が残っていると、今後あなたがチャレンジするありとあらゆる審査において、良好な結果を残すことは難しいでしょう。
- 利用料金の滞納は、クレジットヒストリーに傷を残す
- クレジットヒストリーは、ありとあらゆる審査において重要視される個人情報
- クレジットヒストリーに傷があると、今後の審査結果に響いてしまう
信用は時として、お金以上に大事な役割を果たします。
お金よりも価値のある信用を失わないためにも、JCBカードの利用料金の返済に全神経を注力してくださいね。
JCBカードが強制解約に至る
JCBカードの利用料金を滞納し続けた先で待っている最悪の結末は強制解約です。
利用料金の返済はカード会員の義務ですから、当然といえば当然の末路ですが、強制解約で真に恐ろしいのは、今後JCBカードが再発行できなくなることではありません。
そう。薄々お気づきと思いますが、JCBカードが強制解約扱いになってしまうと、その時点で最低5年間のブラックリスト入りが確定するのです。
ここまでくるともはや、向こう5年間の審査という審査は全敗が確定したも同然。
クレジットカードの作成、カードローンの契約、車やマイホームの分割払いは全て諦めなければなりません。
- JCBカードの利用料金を滞納し続けた先で待っている最悪の結末は強制解約
- JCBカードが強制解約扱いになると、その時点で最低5年間のブラックリスト入りが確定
- ブラックリスト入りした後は、ありとあらゆる審査を諦めなければならない
楽しく過ごしていればあっという間に過ぎ去る5年も、ブラックリスト入りしてしまうと実に長く感じることでしょう。
いかにお金の工面が苦しい状況といえど、強制解約という未来だけは迎えてはいけませんよ。
最悪の場合には裁判沙汰に発展する
万が一、JCBカードが強制解約になってしまった後の話をしておきます。
強制解約後も、もちろん支払いの義務が消えることはありません。
支払いの義務が消えるどころか、まずはあなたの元に一括請求がきます。
どれだけ滞納額が大きくても、分割払いを利用していたとしても問答無用です。
「ただでさえ返済が苦しかったのに、一括なんて絶対無理!」
と思われるかもしれませんが、この一括請求に対応できなければ、最終的には裁判沙汰に発展します。
借金の末路は実に恐ろしいものです。最初はうっかりの支払い忘れだったにもかかわらず、強制的にあなたの財産が差し押さえられたり、法的措置が取られたことが、会社や周囲の人にバレてしまうという事態に発展するのですから。
- 強制解約後は残債の一括請求がかかる
- 一括請求に対応できなければ裁判沙汰に発展する
ここまでをご覧いただければもはや、残債を放置するという選択肢は完全に頭から消し去ることができたでしょう。
ぜひ最悪のシチュエーションを迎えてしまう前に、JCBカードの滞納分を綺麗に清算してくださいね。
JCBカードの利用料は滞納前に対処して強制解約を防ごう!
最終項は実に恐ろしい内容でしたが、実際に起こり得る話です。
一日でも早く対処することがいかに重要であるかが改めてご理解いただけたのではないでしょうか。
ここで振り返りを兼ねて、当記事のポイントをまとめておきます。
- JCBカードの締め日は15日
- JCBカードの引き落とし日は翌月10日
- JCBカードを滞納した場合は入金するか振込する
- JCBカードを滞納すると遅延損害金が発生する
- JCBカードを滞納するとクレジットヒストリーに記録が残る
- JCBカードの滞納が続くと最終的に強制解約に至る
- 強制解約の処分に至ると、ブラックリスト入りが確定する
- 強制解約後は残債が一括請求される
- 強制解約後も支払いに応じずにいると裁判沙汰に発展する
支払いの遅れは、あなたの気の緩みが原因です。
ぜひここで気を引き締めていただき、日常生活で発生する無駄を徹底的に潰してみてください。
必ずや、JCBカードの滞納分を完済できる日が訪れますよ。