ダイナースクラブビジネスカードは、あなたの経営をサポートしてくれる心強いカードです。
しかし、審査に通過するかどうかがとても心配ですよね。
これからダイナースクラブビジネスカードを申し込みたいと考えているあなたのために、ダイナースクラブビジネスカードの基本情報から審査の基準までをご紹介します。
申し込み方法や審査に通過するためのポイントも解説するので、ダイナースクラブビジネスカードを手に入れてくださいね。
ダイナースクラブビジネスカードの審査は厳しい?甘い?
基本還元率 | 1% |
---|---|
年会費 | 27,500円(税込) |
国際ブランド | Diners Club |
ETCカード | 無料 |
追加カード | 無料 ※2枚まで |
ダイナースクラブビジネスカードは、年会費が少々お高めですが、追加カードの年会費が2枚分無料になったり、下記のような豪華な特典やメリットが満載です。
- クラウド会計ソフト「freee会計」初年度有料プランが通常より2か月分お得!
- ダイナースクラブ ビジネス・ラウンジ利用可能
- ダイナースクラブ ビジネス・オファーで経営をサポート
- 特別なイベントやセミナーへの招待あり(抽選)
- JAL国内線出張手配「JALオンライン」利用可能
- 国内・海外旅行傷害保険付帯(最高1億円)
- ショッピング・リカバリー付帯
- ゴルファー保険あり など
まだまだダイナースクラブならではの特典もあるので、年会費が高くとも損をすることはありませんね。
「でも、カードの利用可能枠が低いと、使い勝手がよくないかも…。」
そんな心配があるかもしれませんね。
では、ダイナースクラブビジネスカードの利用可能枠(利用限度額)はどのくらいなのかを、次の項目で解説しましょう。
ダイナースクラブビジネスカードの利用可能枠は制限なし!
ダイナースクラブビジネスカードの利用可能枠には、なんと制限が付いていません。
申込内容や、カードの利用状況・返済状況など審査して、個別に利用可能枠を決定するのです。
利用状況や返済状況が良好であれば、「高額商品の購入が、今月は2回もある」という場合や、「海外に長期間出張しなければいけない」というときでも、ゆとりを持って支払いができる利用可能枠を設定してくれるかもしれません。
ただし、現在までにクレジットカードの利用や借入金を滞納したことがあったり、その他の金融事故を起こしたことがある人は、利用可能枠が低い可能性もあるので、この点は了承しておきましょう。
では、カード利用可能枠を決定したり、ダイナースクラブビジネスカードの審査を行なっているのはどの会社なのかをご説明しましょう。
ダイナースクラブビジネスカードの審査は三井住友トラストクラブが行なっている
『ダイナースクラブビジネスカードの公式サイト』を開くと、ダイナースクラブのマークの横に、『三井住友信託銀行グループ』の名前が確認できますね。
このことから、ダイナースクラブビジネスカードは三井住友系のカードであることがわかります。
では、申し込んだ情報で審査を行なったり、カードの利用可能枠を決定しているのは、三井住友の何になるのか…というと、三井住友トラストクラブ株式会社です。
三井住友グループは非常にたくさんありますので、「一体どの三井住友なの!?」と感じたかもしれませんが、審査は三井住友トラストクラブが行なっていることを覚えておきましょう。
さて、三井住友トラストクラブが審査・発行をしているとなると、審査内容も申し込みの条件も厳しい気がしませんか?
そこで次の章では、ダイナースクラブビジネスカードの申し込み資格や条件について、わかりやすく解説しますね。
審査の前にチェック!ダイナースクラブビジネスカードの申し込み資格・条件
ダイナースクラブビジネスカードの審査に通過する前に、まずは申し込み資格と条件をクリアしなければいけません。
申し込み資格は、下記のようになっています。
- 満27歳以上
- 法人または団体などの代表者・役員もしくは個人事業主
- 自宅住所が日本国内の方
申し込める年齢が決まっており、満27歳以上となっています。
また、法人または団体などの代表者であるか、役員を行なっている方、または個人事業主の方が申し込めます。
年齢が満たせていなかったり、個人の場合は、審査どころか申し込みもできないので、注意してくださいね。
そしてもう一つ注意しておきたいのが、自宅住所が日本国内であること。
会社を経営している方の中には、日本でお仕事をしていても、自宅住所が海外にあるという方もいます。
自宅住所が日本国内でないと、申し込めないので、間違えないようにしてくださいね。
では次に、申し込みに必要な書類について解説しましょう。
ダイナースクラブビジネスカードの申し込みに必要な書類
一般的に、法人カードやビジネスカードの申し込みには、本人確認書類や登記簿謄本などのコピー・原本が必要になること多いですよね。
ところが、ダイナースクラブビジネスカードの審査には、決算時の書類や登記事項証明書などの提出は必要ありません。
これは、公式サイトにも記載してあります。
「登記事項証明書」の提出をお願いすることはありません。お忙しい経営者の皆様にご迷惑をおかけしません。
とても親切ですよね。ただし、カード利用料を引き落とすための金融機関の口座と本人確認書類は必要になります。
また、口座の名義に注意しなければいけないので、下記の表にまとめました。
支払口座 | |
---|---|
法人の場合 | 法人口座 |
個人事業主の場合 | 個人名義の口座(屋号口座を含む) |
法人として登録しているのに、個人名義の口座を使う…なんてことはできないので、申し込み時には口座名義に注意しましょう。
本人確認書類は、基本的に運転免許証または運転経歴証明書となっています。しかし、運転免許証を持っていない方は、下記のような書類でもOKです。
- パスポート
※2020年1月発行分まで - 健康保険証
- 写真付き住民基本台帳カード
- マイナンバーカード(個人番号カード)
※ 表面のみ
※個人番号通知カード不可 - 在留カード・特別永住者証明書
申し込みフォームで画面の指示に従って本人確認書類を提出するか、事前に下記の番号に電話をして、どの書類を用意すればいいか尋ねるのもいいでしょう。
- 電話番号:0120-041-962
- 受付時間
:月曜日から金曜日 10時から20時まで
:土日・祝祭日 10時から18時まで - 休日:12月30日から1月3日まで
また、申込内容や審査によっては、運転免許証を本人確認書類を提出しても、他の本人確認書類を請求されることもあるので、この点は了承しておきましょう。
ダイナースクラブビジネスカードの審査・難易度
どのクレジットカードを申し込むときでも、やはり審査の内容や難易度は気になりますよね。
特に、ダイナースクラブのビジネスカードですから、審査のハードルが高いと感じている方も多いことでしょう。
「決算書類や登記事項証明書の必要がないとはいえ、あのダイナースだから…。」
こんな不安もあるかもしれませんね。
かといって、審査基準などを三井住友トラストクラブに尋ねても、審査に関することは一切教えてもらえません。
では、どのようにして審査基準や難易度を測るのかというと、下記の項目で審査難易度を予測します。
- 申し込み資格・条件
- クレジットカードの系統
- カードランク
早速、細かく解説していきましょう。
ダイナースクラブビジネスカードの申し込み資格・条件で審査難易度を見る!
ダイナースクラブビジネスカードの申し込み資格・条件を、もう一度下記の表にまとめましょう。
詳細 | |
---|---|
申し込み資格 | 満27歳以上 法人または団体などの代表者・役員もしくは個人事業主 |
申し込み条件 | 法人の場合:法人口座 個人事業主の場合:個人名義の口座(屋号口座を含む) |
申し込みができる年齢は、満27歳以上です。
ビジネスカードの中には、満18歳以上から申し込みができるものもあるので、それと比較すると、少々ハードルが高いかもしれませんね。
また、法人・団体の代表者または役員であること。個人事業主であることが重要です。
経営をしていない個人の方は、申し込みができないことから、申し込める人がかなり限定されます。
とはいえ、ビジネスカードは経費管理用に発行することが多いので、会社を経営している方にしてみれば、ハードルが高いとは言えないかもしれませんね。
ダイナースクラブビジネスカードのクレジットカードの系統で審査難易度を見る!
クレジットカードの種類は非常に多く、カード同士を比較しようとすると、どのようにして比較すればいいかわからなくなるほどです。
そこでこちらでは、クレジットカードの系統を下記のように大きく6つに分けて、それぞれの審査の難易度がどのくらいなのかを比較しました。
クレジットカード系統名 | 審査の難易度 |
---|---|
外資系のカード | 高い |
銀行系のカード | そこそこ高い |
鉄道・交通系のカード | ちょっと高い |
信販系のカード | 中間程度 |
流通系のカード | 低め |
消費者金融系のカード | 低い |
『外資系』カードといったら、パッと思い浮かぶのがアメリカン・エキスプレス・カードではないでしょうか。
『銀行系』カードなら三井住友銀行や三菱UFJ銀行など、銀行グループが発行しているカードになります。
『流通系』カードといったら、イオンカードやセゾンカードなどがこれにあたります。
では、ダイナースクラブはというと、国際ブランドなら『外資系』になりますが、三井住友トラストクラブが発行しているので『銀行系』であるともいえます。
外資系なら難易度はかなり高くなりますが、銀行系でもあるため「審査の難易度が高すぎる!」ということはありません。
ただ、どの系統のクレジットカードでも、発行しているカード会社によって審査基準は様々ですし、審査をしっかり行なわないカード会社はありません。
ダイナースクラブビジネスカードに申し込む前に、金融事故を起こしたことはないか。などのチェックをしておきましょう。
金融事故については、後の章で詳しくご説明しますね。
ダイナースクラブビジネスカードのカードランクで審査難易度を見る!
一般的にクレジットカードをランク分けして、審査の難易度を比較すると、下記の表のようになります。
カードの色(名称) | カードランク | 審査の難易度 |
---|---|---|
ブラックカード | かなり高い | 難易度が高くて、かなり難しい |
プラチナカード | 高い | 難易度が高くて、難しい |
ゴールドカード | ちょっと高め | ちょっと高いが、プラチナほどではない |
一般カード | 低め | 難易度は低めで、入会しやすい |
では、ダイナースクラブビジネスカードはどのランクかというと、年会費やハイステータスなことを考慮すると、プラチナカードあたりに該当するとみていいでしょう。
「難易度が結構高めで、厳しそう…」
こんな感想が聞こえてきそうですね。
ただ、ダイナースクラブのビジネスカードは、ダイナースクラブビジネスカードとダイナースクラブビジネスプレミアムカードがあり、カードランクはプレミアムの方が高く、ダイナースクラブビジネスカードよりも下のランクのカードはありません。
「ダイナースクラブのビジネスカードを手に入れたい!」という方は、後の章の『審査に通過するためのチェックポイント』をしっかり読んで、ぜひ挑戦してみてくださいね。
ダイナースクラブビジネスカードの申し込み方法・流れ
ダイナースクラブビジネスカードに魅力を感じ、申し込み資格・条件をクリアしたなら、早速申し込みをしたいですよね。
「でも、事前に申し込みの流れを知っておきたい」
こんなあなたのために、ダイナースクラブビジネスカードの申し込みの流れを下記にまとめました。
- 『ダイナースクラブビジネスカード公式サイト』にアクセスする
- 『このカードを申し込む』を押す
- 申し込み前の確認を行なう
- 『同意のうえ、次へ進む』を押す
- 必要事項を入力する
- 入力した情報に間違いがないことを確認する
- 申し込みを完了させる
では、申し込み方法をもっと詳しく解説しましょう。
手順1~4|『ダイナースクラブビジネスカード公式サイト』で申し込み前の確認をする
まずは、『ダイナースクラブビジネスカード公式サイト』にアクセスします。
下部に『このカードを申し込む』ボタンがあるので、ポチッと押しましょう。申し込み前の確認事項が表示されます。
ここには、ダイナースクラブビジネスカードを使うための大事なことが書かれています。
内容をよく読んだ上で『同意のうえ、次へ進む』を押しましょう。
手順5|必要事項を入力する
次の画面で、あなたの個人情報や会社について入力します。このとき、情報に間違いがないように落ち着いて入力してください。
もし入力ミスがあると、せっかく申し込んでも審査に通過できなくなるかもしれません。
また、嘘の情報を入力することもいけません。情報は、正しく申告してくださいね。
画面が進むと、支払い口座の設定や本人確認書類の提出画面が出るので、画面の指示に従って操作しましょう。
手順6~7|入力した情報に間違いがないことを確認して完了
最後に、入力した情報に間違いがないことを確認する画面が出てきます。
もし内容に間違いがあれば、この時点で修正ができるので、よく見て確認しましょう。
申し込み完了後に入力ミスがわかると、一度申し込みをキャンセルして、再度申し込みの入力をしなければいけません。
入力した情報に間違いがなければ、申し込みを完了させましょう。
ダイナースクラブビジネスカードの発行までの時間や審査状況を確認する方法
申し込みが完了しても、「ちゃんと申し込めたかな?」「審査結果は、いつ来るのだろう…」など、心配の種が尽きませんよね。
そこで、申し込みが完了してから、カードが手元に届くまでの流れを下記にまとめましょう。
- 『申し込み完了メール』が届く
- 約1週間程度で審査結果が届く
- ダイナースクラブビジネスカードが届く
上記の流れを、もっと細かく解説しますね。
結果が届くまでの流れ1|『申し込み完了メール』が届く
まず、申し込みが完了したかどうかですが、きちんと完了している場合、『申し込み完了メール』が届きます。
申し込みを完了してから数分でメールが来ます。その前にドメイン指定をしている方は、下記のメールアドレスが受け取れるようにしておきましょう。
- 『sumitclub.jp.info@sumitclub.jp』
もし丸一日経っても完了メールが届かない場合は、申し込みができていない可能性もあるので、ダイナースクラブ入会受付に電話をして、確認してくださいね。
結果が届くまでの流れ2~3|約1週間程度で審査結果が届いてカードが送られる
ダイナースクラブビジネスカードの審査結果は、申し込みから約1週間程度で届きます。
結果は上記の申し込み完了メールと同じアドレスで届くので、ドメイン指定を外しておくか、上記のアドレスを登録しておいてくださいね。
見事ダイナースクラブビジネスカードの審査に通過すれば、申し込みのときに登録した住所にカードが届きます。
カードが届いたらすぐに封を開け、ダイナースクラブビジネスカードに記載してある名称に間違いがないか、カードの利用可能枠はいくらなのかなどを確認しましょう。
「もし、1週間以上たっても審査結果がこなかったら、審査に落ちたことになるの?」
このように、疑問を感じた方もいるかもしれませんね。
そこで今度は、ダイナースクラブビジネスカードの審査状況の確認方法をご紹介しましょう。
ダイナースクラブビジネスカードの審査状況確認方法
ダイナースクラブビジネスカードの審査結果は、約1週間ほどかかります。
しかし、1週間以上が経過しても審査結果が届かないこともあります。だからといって、審査に落ちたとは限りませんし、その心配はいりません。
その理由は、申し込み状況や審査状況によって、1週間以上の時間が必要なこともあるからです。
審査がどのような状況になっているのかは、ダイナースクラブの『お問い合わせフォーム』にその内容を入力して送信すれば、どんな状況かを教えてくれます。
ただし、下記のような注意事項があるので、お問い合わせフォームを利用する前に確認してください。
- 『クレジットカード番号』欄は、「1111111111111111」(1が16回)を入力する
- 本人以外の方の問い合わせは不可
- 問い合わせの受付は、土日・祝祭日でもOK
- 回答は月曜日から金曜日までの平日のみ
- お問い合わせの混雑状況・内容により、時間がかかることもある
- 内容によって、電話がかかることもある など
ダイナースクラブ入会受付に電話で確認することも可能ですが、電話は非常に混みやすいので、お問い合わせフォームを利用したほうがいいでしょう。
ダイナースクラブビジネスカードの審査は土日も行なっている!?
大抵の会社は、土曜日・日曜日・祝祭日は休日ですよね。カード会社も、休日のときは審査を行なっていません。
しかし、ダイナースクラブの休日は年末年始(12月30日から1月3日まで)なので、土日・祝祭日でも審査が行なわれています。
…ということは、審査結果のメールも土日・祝日でも届く可能性があるということ。
あなたの会社が休日でも、審査結果が届くこともあるので、いつ届いても内容が確認できるようにするといいでしょう。
ダイナースクラブビジネスカードの審査落ちしないためのチェックポイント
ダイナースクラブビジネスカードに申し込むのですから、前もって審査落ちしないための準備をしておきたいですよね。
「でも、どんなことをすればいいのか、わからない…」
そんなあなたのために、ダイナースクラブビジネスカードの審査に落ちないためのチェックポイントを下記にまとめました。
- 申し込み資格・条件をクリアしているか
- 申し込み内容が正確か・入力ミスはないか
- ダイナースクラブビジネスカードの申し込み前後に他社のカードに申し込みをしていないか
- 直近5年以内に金融事故を起こしていないか
チェックポイントを抑えていれば、必ずしも審査に通過するとは限りません。
しかし、「もっと早く知っていれば…」「落ちた原因はこれだったのか!」と後悔する前に、チェックポイントだけでも知っておきたいですよね。
では、もっと細かくご説明しましょう。
ダイナースクラブビジネスカードの申し込み資格と条件をクリアしているか
ダイナースクラブビジネスカードに申し込むためには、最初に申し込み資格と条件を満たしている必要がありましたね。
ここでもう一度、申し込み資格と条件を表にしてみましょう。
詳細 | |
---|---|
申し込み資格 | ・満27歳以上 ・法人または団体などの代表者・役員もしくは個人事業主 ・自宅住所が日本国内の方 |
申し込み条件 | ・法人の場合:法人口座があること ・個人事業主の場合:個人名義の口座(屋号口座を含む)があること ・本人確認書類が用意できること |
上記の資格・条件がクリアできていないと、どれだけ業績が良い大企業であっても、審査に通過することはできません。
審査に通過するためにも、今一度申し込み資格と条件を確認しておきましょう。
ダイナースクラブビジネスカードの申し込みの内容は正確か・入力ミスはないか
ダイナースクラブビジネスカードの申し込み資格や条件をクリアしていても、申し込みの内容にミスがあると、審査に通過できないかもしれません。
審査に落ちた理由が『入力ミス』だなんてことになったら、後悔してもしきれませんよね。
間違いがないように入力して、最後の確認画面では、入力した内容を隅々まで見直しましょう。
また、審査に通過したいがために、虚偽の申告をしてはいけません。
後の項目で詳しくご説明しますが、あなたの個人情報や信用情報は、個人信用情報機関が管理しており、審査時に三井住友トラストクラブがあなたの情報の開示依頼をすれば、嘘の情報であることが確実にバレます。
情報は、正確に申告してくださいね。
ダイナースクラブビジネスカードを申し込む前後に他社のカードに申し込みをしていないか
ダイナースクラブビジネスカードの審査は、一般的なビジネスカードと比較すると、少々高めであることがわかりましたよね。
そこで、「審査に通過するかわからないから、他のビジネスカードにも申し込んでおこう」と考える方もいるかもしれません。
しかし、ここで申し込んでしまうのは大きな間違いです。
あなたがクレジットカードに申し込んだかどうかは、個人信用情報機関の開示履歴を見ればわかるので、他社のカードに申し込んだことがわかると、本命のダイナースクラブビジネスカードの審査に通過できないかもしれません。
ダイナースクラブビジネスカードに申し込む前の6か月間、申し込んだ後、カードが手元に届くまでは、他社のビジネスカードに申し込まない方がいいでしょう。
直近5年以内に金融事故を起こしたことはなかったか
ダイナースクラブビジネスカードは、法人カードではありますが、登記事項証明書などの提出が必要ありません。
必要な書類は、あなたの本人確認書類のみ。ということは、審査するのは、あなたの個人信用情報と申し込んだ内容です。
個人信用情報は、下記の3つの個人信用情報機関が管理しています。
三井住友トラストクラブが加盟しているのはCICで、CICが提携しているのがJICCとKSCです。
あなたの個人信用情報に動きがあれば、各個人信用情報機関にその情報が記録され、カードの申し込みなどで加盟会社から開示依頼があれば、あなたの情報を開示するシステムです。
さて、ダイナースクラブビジネスカードに申し込むと、どのようにして情報を開示するのかを簡単にまとめましょう。
ダイナースクラブビジネスカードに申し込んだ場合の情報開示と審査の流れ
あなたがダイナースクラブビジネスカードに申し込むと、下記の流れで情報開示と審査が行なわれます。
- ダイナースクラブビジネスカードに申し込む
↓ - 三井住友トラストクラブがCICに個人情報の開示依頼をする
↓ - CICがJICCとKSCにあなたの情報を提供してもらう
↓ - CICが三井住友トラストクラブに情報を開示する
↓ - 三井住友トラストクラブが申込内容と個人信用情報を元に審査を行なう
↓ - 問題がないなら、審査に通過する可能性大!
過去5年以内の金融事故情報が載っていれば、審査に通過できないかも
もしあなたが直近5年以内に下記のような金融事故を起こしていると、せっかくダイナースクラブビジネスカードに申し込んでも、カードを手に入れることはできないかもしれません。
- クレジットカード・その他借入金の延滞・滞納・遅延
- クレジットカードの強制解約
- 携帯電話・スマートフォン本体の分割払いの滞納・遅延など
- 貸与型奨学金の滞納・遅延など
- 債務整理(任意整理・自己破産・個人再生)
- 借入金完済前の過払い金請求 など
あまり気にしたことがないかもしれませんが、携帯電話やスマートフォンの本体料金を毎月支払っている方は、本体を分割払いしていることになり、これも借入金の一つです。
つまり、本体の分割払いが終了する前に1か月でも支払いが遅れた場合、金融事故を起こしたことになるのです。
「それなら、一度でも金融事故を起こしたら、クレジットカードは申し込めない?」
このように心配になる方もいることでしょう。
しかし、各個人信用情報機関が保有している情報には、期間が設けられているので、次の項目で簡単に解説しますね。
金融事故情報の保有期間は5年間
各個人信用情報機関が保有している金融事故情報の保有期間は、下記の表の通りです。
個人信用情報機関名 | 滞納情報の保有期間 |
---|---|
CIC | 契約期間中および契約終了後5年以内 |
JICC | 当該事実の発生日から5年を超えない期間 |
KSC | 契約期間中および契約終了日 完済していない場合は完済日から5年を超えない期間 |
つまり5年以上経ってしまえば、あなたの金融事故情報は抹消されます。
もし、直近5年以内に金融事故を起こしたのなら、最後の金融事故から5年以上経ってからダイナースクラブビジネスカードに申し込みをしましょう。
ダイナースクラブビジネスカードの審査まとめ
ダイナースクラブビジネスカードは、年会費こそお高めですが、特典内容も非常に豪華で、ハイステータスなビジネスカードです。
国際ブランドがDiners Clubで、三井住友トラストクラブが審査するということから、審査の難易度はそれほど優しくはありません。
ここでもう一度、審査の難易度を下記にまとめましょう。
調査結果 | |
---|---|
申し込み資格・条件 | 個人事業主でもOKなことから、難易度はそこまで高くない。 |
クレジットカードの系統 | 外資系および銀行系カードなので、難易度は高め。 |
カードランク | 一般のプラチナカードと同等のランクだといえるため、難易度は高め。 |
一般的なビジネスカードと比較すると、やはり審査の難易度は高めだということがわかりますね。
しかし、審査に落ちないためのポイントをよくチェックして、入力ミスや申し込み時期(金融事故後5年以内など)に注意すれば、審査に通過する可能性も上がるかもしれません。
カードの利用可能枠に制限がなく、あなたのビジネスをサポートしてくれるダイナースクラブビジネスカードを、ぜひその手に収めてくださいね。