ドコモユーザーにとっては特にお得感の強いdカード GOLD。ドコモ料金やドコモ光の通信料に対して10%の還元が得られるのはやはり大きいですよね。
ところが、ドコモから他社の携帯電話会社へ乗り換えたり、ドコモ光の解約などの事情によって、dカード GOLDの年会費分を相殺するのが難しくなるといったケースも想定されます。
そんな場合には、無理してdカード GOLDを保持し続けるのも苦しいですよね。
そこでここでは、dカードGOLDからdカードへダウングレードする方法をまとめてみました。
dカード GOLDからdカードへダウングレードする方法と合わせて、解約手続きにまつわる情報も合わせて紹介していきますよ。
dカード GOLDからdカードへダウングレードする方法
まずは、dカード GOLDからdカードへダウングレードする方法をみていきましょう。
dカードへダウングレードする方法は決して難しくなく、以下の流れで手続きが可能です。
- dカード GOLDデスクに電話する
- dカードへ切り替えたい旨を伝える
- 切り替え申込書が自宅へ郵送される
- 切り替え申込書に必要事項を記載し、返送する
- ドコモの携帯電話:*9010(無料)
- 一般電話:0570-070-360(有料)
- 午前10時〜午後8時(年中無休)
dカード GOLDを解約する必要はなく、dカードへ切り替えというかたちで手続きを進めることができます。
ネットから資料請求することも可能
「電話をかける時間なんて無い!」という方は、ネットから資料請求する方法もあります。
24時間いつでも申し込めるので、日中は忙しい方におすすめの方法です。
- 「dカード公式サイト」にログイン
- 「設定・お手続き」をタップ
- 「その他の設定」をタップ
- 「その他サービス」をタップ
- 「資料請求」をタップ
- 「2845」を入力して「確認する」をタップ
- 「決定する」で申し込み完了
申し込んでからしばらくすると申込書が届くので、あとは必要事項を記載して返送するだけ。
電話による書類請求とは違って、待ち時間が発生することもないのでサクサクと手続きが済みますよ。
ダウングレードするとクレジットカード番号は変更される
dカード GOLDからdカードへダウングレードの際に最も注意すべき点がカード番号の変更です。
dカード GOLDの時のクレジットカード番号を引き継ぐことはできず、新たなクレジットカード番号が与えられることになります。
つまり、公共料金の支払いをdカード GOLDでしていた場合、カード情報の変更手続きをする必要があります。
クレジットカードを切り替えたからといって、カード情報が自動的に更新されるわけではありません。
クレジットカード情報の変更手続きを忘れたままでいると、引き落としがうまくできず、各支払いが延滞扱いになってしまいます。
したがって、dカード GOLDからdカードへのダウングレードを行なったらまずは、クレジットカード情報の変更手続きを一通り終わらせておきましょう。
家族カードやETCカードは無効になる
dカード GOLDからdカードへダウングレードをした場合、紐付けされている家族カードやETCカードは効力を失います。
つまり、引き続き家族カードやETCカードを利用したい場合は、改めての申し込みが必要になるということですね。
当然ながら、家族カードに紐付けされているETCカードも利用できなくなるため、ダウングレードの手続きを踏む前に、家族会員がETCカードを利用していないかどうかを確認しておきましょう。
電子マネーiDも解約される
dカード GOLDに付帯している電子マネーのiDですが、こちらもdカードへダウングレードした際に解約扱いとなります。
ここで注意したいのが、iDに登録しているクレジットカード情報を削除しておかなければならないということです。
dカード公式ホームページにも、以下のような記載が見られます。
ご利用いただいている携帯電話にカード情報が残っていると、iDを利用できてしまう場合があります。dカードを退会される前には、必ずカード情報を削除してください。詳しい手順は、以下のリンク先をご覧ください。
不正利用を防ぐためにも、クレジットカード情報の削除は忘れずに済ませておくようにしましょう。
dカード GOLDの年会費の引き落とし日に注意
dカード GOLDからdカードにダウングレードするにあたり、dカード GOLDの年会費を支払うタイミングについても注意を払っておきましょう。
ちなみに、dカード GOLDの年会費の支払い日は、入会した月の翌月10日となります。
たとえば、2023年6月20日に入会した場合、初回の年会費は2023年7月10日に引き落としがかかります。
その後、毎年同じ日程に引き落としがかかるという仕組みです。
- 2023年6月20日入会
- 2023年7月10日年会費引き落とし日
- 2024年7月10日年会費引き落とし日
- 2024年7月10日年会費引き落とし日
つまり、この例で考えると、7月10日までにダウングレードへの手続きを済ませておくのが得策ということになりますね。
あなたがdカード GOLDに入会したタイミングはいつでしたか?もし失念してしまったとしても、以下のいずれかの方法で確認することができますよ。
- クレジットカードが送付されてきた時の台紙(カードが張り付いていた台紙)
- dカード明細照会
dカード GOLDならではのメリットを振り返る
dカード GOLDには、dカードと共通で得られるメリットもありますが、ダウングレードをするのであれば、以下に示すdカード GOLDならではの魅力の数々を手放さなければならないということです。
- ドコモ料金およびドコモ光の通信料に対して10%還元
- 最大10万円のケータイ補償
- 最大1億円の海外旅行傷害保険が自動付帯
- 最大5千万円の国内旅行傷害保険が利用付帯
- 最大300万円のショッピング保険が利用付帯
- 全国の主要ラウンジが無料で利用可能
- 年間利用額に応じてクーポン付与
上記の項目を見た際に、後ろ髪を引かれるような思いに駆られるのであれば、そのままdカード GOLDを継続しても良いかもしれませんよ。
dカード GOLDの再契約には審査が伴う
一度dカード GOLDからdカードへダウングレードした後に、またdカード GOLDに戻りたいと思う方もいるかもしれません。
その際には、もう一度所定の審査をクリアする必要があることを念頭に置いておきましょう。
また、以前の登録情報を引き継ぐこともできないため、まっさらな状態からdカード GOLDの審査を行うというふうに捉えていただければと思います。
改めてdカードからdカード GOLDへアップグレードする際のことも踏まえながら、ダウングレードについては慎重に行いましょう。
dカード GOLDの解約手続き方法
dカード GOLDのダウングレードと合わせて、解約の手続きについてもおさえておきましょう。
dカードは年会費無料で保持することができるクレジットカードですが、dカードに付帯する数々の特典に特段メリットを感じないのであれば、dカードへのダウングレードではなく、一気に解約してしまうというのも一つの手ですよね。
ここでは、dカード GOLDの解約手続きに加え、解約に際しての注意点をシェアしていきますよ。
dカード GOLDの解約手続きは電話で行う
dカード GOLDの解約手続きは電話で行うことになっています。
- ドコモの携帯電話:*9010(無料)
- 一般電話:0570-070-360(有料)
- 午前10時〜午後8時(年中無休)
dカードゴールドデスクに電話をすれば、即日に解約手続きを済ませることができます。
なお、ドコモショップでは解約手続きを済ませることができないので、この点には注意をしておきましょう。
公共料金の支払い方法を変更しておく
dカード GOLDで支払いをしていた公共料金や固定費などはなかったでしょうか?
ここを見落としてしまうと最悪の場合、料金の延滞が発生してしまい、自宅のインフラが止まってしまう可能性もあります。
クレジットカードを解約したらまずすべきことは、公共料金の支払い方法の変更です。
他のクレジットカード情報を伝えるなり、現金払いに変えるなりの手続きを速やかに済ませ、延滞を発生させないように心がけましょう。
家族カードやETCカードも無効になる
当然ながらdカード GOLDに限らず、クレジットカードの解約に伴って、そのカードに紐づいていた家族カードやETCカードもその効力を失います。
特に、家族会員がETCカードを利用している場合には注意が必要です。
クレジットカードの解約によって、ETCカードも含めて利用できなくなる旨を、しっかりと家族会員の方と情報共有をしておくようにしましょう。
電子マネーiDも解約される
dカード GOLDにデフォルトで備わっている電子マネーiDも解約扱いとなります。
特に注意すべくは、おサイフケータイでiDを利用していた方です。ダウングレードの項でも示した通り、iDにクレジットカード情報が残っている場合、不正利用のリスクが付きまといます。必ず、iDに紐づいているクレジットカード情報の削除をしておきましょう。
なお、カード情報の削除は、以下のホームページの案内に沿って行うとスムーズですよ。
年会費の引き落とし日に注意
dカード GOLDの年会費の引き落とし日についてもダウングレードの項でシェアした内容ですが、改めて確認しておきましょう。
dカード GOLDの初回年会費の引き落としがかかるのは、入会月の翌月10日でしたね。その後、毎年同じ日程に引き落としがかかるというのは前述した通りです。
もし、dカード GOLDへの入会日を失念してしまった場合は、以下のいずれかの方法で入会日を確認し、次回の年会費の引き落とし日を把握しておきましょう。
- クレジットカードが送付されてきた時の台紙(カードが張り付いていた台紙)
- dカード明細照会
引き落とし日を1日でも過ぎてしまうと11,000円(税込)が漏れなく発生します。その後に解約手続きを行っても、一度引き落としされた年会費は戻ってきませんよ。
解約後の支払い
dカード GOLDの解約後に支払いが残っている場合、利用明細は郵送で届くようになっています。
本来、紙の利用明細は55円(税込)が必要となりますが、この場合の手数料はかかりません。
ただし、dカード GOLDを解約する前から紙の利用明細をオーダーしていた方については、解約後に届けられる利用明細に対しても、手数料の55円(税込)がかかります。
残高の支払い方法ですが、従来通り、金融機関からの引き落としとなりますので、引き落とし口座に遅延なく必要なお金を準備しておきましょう。
dカードのサイトが利用できなくなる
dカード GOLDを解約すると、dカードのサイトを利用することができなくなります。
つまり、過去の利用明細にも目を通すことができなくなるということですね。
dカード GOLDの会員の間は、過去15ヶ月分の利用明細をウェブで確認することができるため、過去の利用明細を残しておきたいという方は、解約手続きを踏む前に、データで保存しておくなどして、過去の履歴を拾っておくと良いでしょう。
全てのdカード GOLDのメリットを享受できなくなる
さて、最後に改めて確認していただきたいのが、dカード GOLDのすべてのメリットが享受できなくなるという点です。
以下、dカード GOLDならではのメリットと、実質年会費無料のdカードでも得られる共通のメリットをみていきましょう。
- ドコモ料金およびドコモ光の通信料に対して10%還元
- 最大10万円のケータイ補償
- 最大1億円の海外旅行傷害保険が自動付帯
- 最大5千万円の国内旅行傷害保険が利用付帯
- 最大300万円のショッピング保険が利用付帯
- 全国の主要ラウンジが無料で利用可能
- 年間利用額に応じてクーポン付与
- 最大1万円のケータイ補償
- 最大100万円のショッピング保険
- 加盟店や特約店でポイント還元率アップ
- dカードポイントUPモールでネットショッピングがお得
以上を確認していただき、「未練はない」と思えるのであれば、dカード GOLDの解約手続きを進めていきましょう。
逆に、解約を一瞬でも躊躇してしまう方は、焦って解約に至るのではなく、少し期間をおいてから決断するのも良いかもしれませんね。
dカードの特典を改めて振り返りたい方は『【dカード GOLDの豪華特典と口コミ】ドコモユーザーなら必見のメリット・デメリットを徹底解説!』の記事で更に詳しく解説していますので、ぜひ合わせて参考にしてみてください。
dカード GOLDからdカードへダウングレードした場合のdポイント
続いて、dカード GOLDからdカードへダウングレードした場合のdポイントについて解説していきたいと思います。
dカード GOLDの目玉でもあるドコモ料金に対する10%還元のことを思えば、せっかく集めたdポイントが失われたりでもしたら非常に悲しいですよね。
ダウングレードした場合、集めていたdポイントはどうなるのでしょうか。以下、せっせとdポイントを集めていた方にとっては特に必見の内容ですよ。
ダウングレードはdポイントに影響を与えない
前項で家族カードやETCカード、電子マネーiDなどがことごとく無効になるという内容を記載していたため、「せっかく集めたdポイントももしかしたら…。」と不安を覚えている方もいるかもしれませんが、この点に関しては安心してください。
dカード GOLDからdカードへのダウングレードは、dポイントに一切影響を与えることはありません。
つまり、貯めていたdポイントを残したまま、ダウングレード手続きを進めることができます。
dポイントはクレジットカードではなく、dポイントクラブに紐づいているため、dポイントクラブを解約しない限り、dポイントが消失する心配はありませんよ。
クレジットカードを解約したとしてもdポイントは残る
前述した通り、dポイントはクレジットカードではなく、dポイントクラブに紐づいているものなので、ダウングレードをしようが、解約しようが関係はありません。
dカードやdカード GOLDを手放そうと考えている方でも、これまで貯めてきたdポイントはしっかりと残存するため、解約の際にもdポイントのことを心配しなくても大丈夫ですね。
ドコモの契約を解約した場合のdアカウントに注意!
最終項でみていきたいのは、ドコモの契約を解約した場合のdアカウントの扱いについてです。
dアカウントという名称からすると、ドコモの契約に関連がありそうな匂いがしますよね。
dアカウントはdポイントと紐づいているものなので、dポイントをせっせと集めている方からすれば、このアカウントだけは守り抜かなければなりません。
ドコモの契約を解約しようとしている方や、MNPを考えている方は特に、以下の内容をしっかりと読み進めてみてくださいね。
dアカウントは残存する
ドコモを契約する際には必須であるdアカウントですが、ドコモの契約を解約したからといって、dアカウントが消失するわけではありません。
これは、ドコモユーザーでなくとも、dアカウントを持ち、ドコモ関連の様々なサービスを利用できることを思えば納得できますね。
ちなみに、dアカウントを持っていれば、dポイントを加盟店で貯めたり使ったりできる他に、以下のようなサービスを利用することもできますよ。
- dトラベル
- d fashion
- dショッピング
- dデリバリー
- dゲーム
- dブック
- dミュージック powered by レコチョク
- dTV
- dアニメストア
dアカウントの引き継ぎ作業を忘れない
ドコモユーザーを卒業してもdアカウントは消えませんが、dアカウントの引き継ぎ作業が必要となります。
引き続き過去のdアカウントを継続して利用したい場合には、以下の流れに沿って、dアカウントの継続手続きを済ませておきましょう。
- dアカウント公式ホームページの右上にある「アカウント管理へ」をクリック
- IDとパスワードを入力してログインすると、「継続利用手続き」という画面が表示される
- メールアドレスを入力して「次へ進む」をクリック
- 6桁の「ワンタイムキー」が記載されたメールがdocomoから届く
- 10分以内に「ワンタイムキー」をdアカウントサイトの入力欄に記入し、「手続きを完了する」をクリック
こちらは、ドコモユーザーでなくなった日から起算して200日以内に行いましょう。
200日を経過してしまうと、dアカウントに利用制限がかかってしまい、再度利用するためにはドコモショップに足を運ぶ必要が生じるためです。
引き継ぎ作業が完了すれば、今まで貯めていたdポイントはもちろん、ドコモ関連のサービスにおける利用履歴も含めて活用していくことができますよ。
dカード GOLDからdカードへダウングレードする方法まとめ
dカード GOLDのダウングレードは、dカード GOLDデスクヘ電話連絡をし、切り替え申込書を提出すれば完了します。
ダウングレードをする場合でも、クレジットカードの解約をする場合においても、以下のような項目には注意を払っておきましょう。
- 公共料金の支払い方法を変更する必要がある
- 家族カードやETCカードは無効になる
- 電子マネーiDも解約される
- 年会費の引き落とし日を把握しておく
- dカード GOLDのメリットが享受できなくなる
- 再契約には審査が伴う
- dカードのサイトが利用できなくなる(解約の場合)
なお、dカード GOLDからdカードへダウングレードしても、dポイントには影響はありません。
dポイントはクレジットカードに紐付けされているのではなく、dアカウントに紐づいているためです。
この点を踏まえて考えると、ドコモの契約を解約したとしても、dアカウントやdポイントが残るのはイメージできますね。
これからdカード GOLDのダウングレードや解約を考えている方は、本記事の内容に改めて目を通していただき、注意すべきポイントの見落としがないように気をつけてくださいね。