「ダイナースクラブカードを使いすぎて、引き落とし日に支払いができなかった!」
ダイナースクラブカードは、あなたをより輝く世界に連れて行ってくれる豪華な特典が満載で、ポイント還元率も1%と高還元なため、このようについ使いすぎてしまい、支払いが滞ることがあるかもしれません。
もしかしたら、既に引き落とし日に支払いができなかったのではないでしょうか?
ダイナースクラブカードの利用料を引き落とし日に支払えないと、後に大きなリスクを背負うことになるかもしれません。
そうならないためにも、カードの締め日と引き落とし日がいつなのかを知っておく必要がります。
そこで、ダイナースクラブカードの締め日と引き落とし日がいつなのかをチェックしていきましょう。
また、引き落とし日に支払いができない場合、再引き落としはあるのか、滞納した場合の対処法にはどんなものがあるのかも解説します。
この先もダイナースクラブカードを上手に、そして計画的に使っていくためにも大切な内容なので、ぜひ参考にして、今後ダイナースクラブカードの利用料を滞納しないようにしましょう。
参考» クレジットカードの締め日・引き落とし日・確定日まとめ|残高不足は絶対に防ごう!
ダイナースクラブカードの締め日は毎月15日
ダイナースクラブカードの利用料を引き落とし日に確実に支払うために、カードの締め日を知っておきましょう。
ダイナースクラブカードの締め日は、下記の通りです。
締め日 | |
---|---|
ショッピング利用 | 毎月15日 |
キャッシング利用 | 毎月15日 |
ダイナースクラブカードには下記のようにいくつか種類はありますが、全て締め日は同じです。
- ダイナースクラブカード
- ダイナースクラブ プレミアムカード
- ダイナースクラブ ビジネスカード
- ANA ダイナースカード
- JAL ダイナースカード
- デルタ スカイマイル ダイナースクラブカード
- MileagePlus ダイナースクラブファースト
- MileagePlus ダイナースクラブカード
- ニューオータニクラブ ダイナースカード
- BMW ダイナースカード
- 銀座 ダイナースクラブカード
- 銀座 ダイナースクラブカード/和光
- 三井住友信託 ダイナースクラブカード
また、ダイナースクラブカードを発行している三井住友トラストクラブが発行しているTRUST CLUBカードシリーズも、締め日が同じです。
- TRUST CLUB ワールドエリートカード
- TRUST CLUB ワールドカード
- TRUST CLUB プラチナマスターカード
- TRUST CLUB プラチナ Visaカード
- TRUST CLUB ゴールドカード
- TRUST CLUB エリートカード
- デルタ スカイマイル TRUST CLUB プラチナVISAカード
- デルタ スカイマイル TRUST CLUB ゴールドVISAカード
ダイナースクラブカードとダイナースクラブ プレミアムカードは、コンパニオンカードとしてTRUST CLUB プラチナマスターカードとTRUST CLUB ワールドエリートカードを持つことができます。
また、各カードを1枚ずつ持つこともあるので、ダイナースクラブカードとTRUST CLUB カードシリーズの締め日が同じであることを覚えておくといいでしょう。
ダイナースクラブカードの引き落とし日は翌月10日
では次に、ダイナースクラブカードの引き落とし日をまとめましょう。
引き落とし日 | |
---|---|
ショッピング利用 | 翌月10日 ※土・日・祝日の場合は翌営業日 |
キャッシング利用 | 翌月10日 ※土・日・祝日の場合は翌営業日 |
締め日の時と同じように、下記のダイナースクラブカードシリーズも同じ引き落とし日になります。
- ダイナースクラブカード
- ダイナースクラブ プレミアムカード
- ダイナースクラブ ビジネスカード
- ANA ダイナースカード
- JAL ダイナースカード
- デルタ スカイマイル ダイナースクラブカード
- MileagePlus ダイナースクラブファースト
- MileagePlus ダイナースクラブカード
- ニューオータニクラブ ダイナースカード
- BMW ダイナースカード
- 銀座 ダイナースクラブカード
- 銀座 ダイナースクラブカード/和光
- 三井住友信託 ダイナースクラブカード
「それなら、TRUST CLUBカードシリーズも同じ引き落とし日になるの?」
先ほどTRUST CLUBカードシリーズもダイナースクラブカードの締め日と同じであるとお伝えしたので、このように下記のカードも同じだと考えた方もいるかもしれません。
- TRUST CLUB ワールドエリートカード
- TRUST CLUB ワールドカード
- TRUST CLUB プラチナマスターカード
- TRUST CLUB プラチナ Visaカード
- TRUST CLUB ゴールドカード
- TRUST CLUB エリートカード
- デルタ スカイマイル TRUST CLUB プラチナVISAカード
- デルタ スカイマイル TRUST CLUB ゴールドVISAカード
確かに引き落とし日は翌月10日になるのですが、10日が土日や祝日の場合、前日の8日に引き落としを行う金融機関があります。
引き落とし日 | |
---|---|
ショッピング利用 | 翌月10日 ※土・日・祝日の場合は翌営業日 ※ただし、一部金融機関によって8日 |
キャッシング利用 | 翌月10日 ※土・日・祝日の場合は翌営業日 ※ただし、一部金融機関によって8日 |
これでダイナースカードの締め日と引き落とし日がわかりましたね。後は、請求額を金融機関の口座に入金すれば、引き落としが滞りなく完了します。
「それなら、引き落とし日に入金すれば支払いができる」
このように思った方もいるかもしれませんね。
しかし、ダイナースクラブカードの引き落とし日に入金しても、支払いが間に合わない可能性があります。なぜ当日の入金ではいけないのかを、ご説明しましょう。
引き落とし日に入金しても間に合わない!?前日までに入金しよう
ダイナースクラブカードの引き落とし日に金融機関の口座に入金をしても、引き落としに間に合わないかもしれません。
なぜかというと、金融機関によって引き落としの『時間』が違うからです。
ダイナースクラブカードの引き落とし日は10日ですので、10日の営業時間内に引き落としを実行する金融機関もあれば、10日に日付が変わってすぐに引き落としを実行する金融機関もあります。
日付が変わってすぐに引き落としするところなら、いくら当日の午前中に入金したとしても間に合いませんよね。
ダイナースクラブカードの請求額の更新は毎月20日ですから、請求額が確定したら、『クラブ・オンライン』にログインして請求額を確認し、金融機関口座に引き落としができるだけのお金を引き落とし日前日までに入金しましょう。
また、電子版利用明細『eステートメント』を登録している方は、オンラインで詳細を見ることもできます。
毎月eステートメントの準備ができると、登録しているメールアドレスに通知が届くので、通知がきたら確認しておきましょう。
残高不足で引き落としできず!ダイナースクラブカードの再引き落としはある?
クレジットカードの種類がカード会社によっては、一度目の引き落としができなかった場合に再引き落としを行うものもあります。
「ダイナースクラブカードにも再引き落としがあると嬉しい!」
と思っている方も多くいることでしょう。
しかし、残念ながらダイナースクラブカードに再引き落としはありません。
引き落とし日に支払いができなかったら、あなた自身が支払いを行うのです。
ではどのようにしたらいいのか、利用料を滞納した場合の対処法をご紹介しましょう。
ダイナースクラブカードの引き落としが間に合わなかった時の対処法
ダイナースクラブカードは再引き落としがありませんので、滞納した利用料は自分で支払いを行います。
振込先は、下記の支払い専用窓口に電話をして聞きます。
- 電話番号:0120-099-477
- 海外の場合:+81-3-6863-7383
- 受付時間:月曜日から金曜日 9時から18時まで
- 休日: 土曜日・日曜日・祝祭日
実は、ダイナースクラブカードの利用料を滞納した場合の対処は、この方法しかありません。振込先がわかったら、できるだけ早めに支払いを済ませましょう。
というのも、ダイナースクラブカードの利用料を滞納したり滞納期間が長いと、様々なリスクを背負うことになるからです。
そこで次の章では、ダイナースクラブカードの利用料を滞納した場合のリスクを解説しましょう。
参考» クレジットカードの利用料金を滞納したら信用情報は悪化!滞納時の対処法を解説
ダイナースクラブカードの引き落としができず滞納してしまうリスク
ダイナースクラブカードの利用料が支払えずに滞納したり、滞納している期間が長くなると、あなたにとって大きなリスクを負うことになります。
まず、どんなリスクがあるのかを以下にまとめましょう。
- カードの利用が停止する
- 遅延損害金が発生する
- 様々な費用は自分が負担する
- 未払い債務全額返済
- ダイナースクラブカードが強制解約になる
- ダイナースクラブカード以外のカードも強制解約
- ダイナースクラブカードの再申し込みが難しくなる
- 個人信用情報機関に滞納・カードの強制解約の事実が登録される
- 支払いが完了しないと裁判になる
リスクの中には、今後のあなたの生活を大きく変化させるような内容のものもあるので、滞納した利用料はできるだけ早く返済するのが一番です。
では、リスクの内容を細かくご説明しましょう。
ダイナースクラブカードの利用が停止する
ダイナースクラブカードの利用料を滞納してしまうと、カードの利用が停止してしまいます。
カードの利用停止については、『ダイナースクラブカード会員規約 第15条』にも記載してあります。
第 15 条(カードの利用・貸与の停止、法的措置、会員資格の取消等)
1.会員が支払いを遅滞する等本規約等に違反した場合
(中略)
当社は、会員に事前の通知なく直ちに次の措置をとることができるものとします。
(1)カード利用の停止。
(2)付帯サービス等の提供停止。(以下略)
引用『ダイナースクラブカード会員規約』
利用停止のタイミングはいつなのか、ダイナースクラブカードの利用は復活するのかを問い合わせてみましたが、カードの契約内容や個人により違うので、「一概にこの日に利用停止!とは言えません」とのことでした。
ただ、会員規約にもあるように、ダイナースクラブカードの利用料を滞納すると利用停止になることは間違いないので、滞納したとわかった時点で早めに返済して、利用が停止しないようにしたいですね。
また、いつ利用停止になるのかは、カード会員本人であれば教えてくれるとのことなので、下記の番号に電話をして確認しましょう。
- 電話番号:0120-074-024
- 海外の場合:81-3-6770-2796(有料)
- 受付時間:
月曜日から金曜日 8時から20時まで
土曜日8時から18時まで - 休日:日曜日・祝祭日・12/31~1/3
電話をかけた際に、滞納した利用料の支払いがいつになるのかを伝えた方がいいでしょう。
コールセンターでは、支払いが厳しい場合の支払い相談もできるので、オペレーターに尋ねてみましょう。
ダイナースクラブカードを滞納すると遅延損害金が発生する
ダイナースクラブカードの利用料を滞納した日数に応じて、遅延損害金が発生します。
遅延損害金は、引き落とし日に支払いができなかったことにより三井住友トラストクラブが被った損害額を補償するもので、遅延損害金はあなたが支払わなくてはいけません。
遅延損害金は、滞納した金額と滞納した日数と下記の年率で計算します。
遅延損害金 | 年率 |
---|---|
ショッピング利用 | 14.56% ※うるう年は14.6% |
キャッシング利用 | 19.94% ※うるう年は20.0% |
参照『ダイナースクラブカード会員規約 第19条(遅延損害金)』
年率が高いので、損害遅延金の額が大きくならないように、滞納する日数を少なく済ませましょう。
「といっても、年率だけではどのくらいの遅延損害金になるのか、想像できない」
このように感じた方のために、例を挙げて損害遅延金がいくらになるのかを計算してみましょう。
ダイナースクラブカードのショッピング利用額 40万円を1か月滞納した場合
例えば、ダイナースクラブカードを使ってショッピングをした合計金額が、1か月(30日)40万円だったとしましょう。
遅延損害金を計算すると、下記のようになります。
詳細 | |
---|---|
1か月滞納した金額 | 400,000円 |
滞納した日数 | 30日 |
遅延損害金年率 ※平年の場合 |
年率14.56% |
計算式 | 400,000円×14.56%÷365日×30日 |
遅延損害金 | 4,786円 |
滞納した金額+遅延損害金 | 404,786円 |
引き落とし日の10日に支払いが完了できていれば、40万円の支払いで済みますよね。
しかし、30日間滞納すると損害遅延金が4,786円発生するので、合計404,786円支払うことになります。
損害遅延金で4,000円以上の支払いはもったいないですよね。今度は、同じ金額でキャッシングの場合を計算してみましょう。
ダイナースクラブカードのキャッシング利用額 40万円を1か月滞納した場合
今度は、ダイナースクラブカードを使ってキャッシングを行い、その額40万円を1か月間(30日)滞納したとして計算しましょう。
キャッシング利用の場合 | 詳細 |
---|---|
1か月滞納した金額 | 40万円 |
滞納した日数 | 30日 |
遅延損害金年率 ※平年の場合 |
年率19.94% |
計算式 | 400,000円×19.94%÷365日×30日 |
遅延損害金 | 6,555円 |
滞納した金額+遅延損害金 | 406,555円 |
ショッピング利用よりも、キャッシング利用の方が年率が高くなります。
計算してみると、キャッシング利用の遅延損害金は6,555円になり、合計406,555円も支払うのです。
こちらで計算した遅延損害金は、端数を切り捨てて算出しました。
しかし、実際には三井住友トラストクラブがどのように遅延損害金を計算し、端数をどのように処理するかはわかりません。
つまり、この金額よりも高い可能性もあるのです。
「遅延損害金でここまで支払うのはもったいない!」
このように感じたら、滞納する期間をできるだけ短くするために、早めの返済を心がけましょう。
滞納にかかった費用も支払う必要がある
損害遅延金は、滞納しなければ発生することがない支出ですが、滞納したことで発生する支出は、損害遅延金だけではありません。
なんと、滞納したことによってかかった費用も支払う必要があるのです。どんな費用を支払うことになるのか、下記にまとめましょう。
- 振込手数料
- 各種取扱手数料
- 法的措置に要した費用
- 印紙代・支払督促申立費用
- 強制執行に要した費用
- 保全に要した費用
- 公正証書作成に要した費用 など
滞納した利用料を支払う際に発生する振込手数料から、法的措置にかかった費用まで全てダイナースクラブカード会員であるあなたに支払い義務があります。
振込手数料ならおおよそどのくらいなのか想像できるかもしれませんが、法的措置・公正証書にかかる費用なんて想像もつきませんよね。
最終的にどのくらいの金額になるか、この先支払うことができるのか不安になってしまうことでしょう。
できることなら、費用がかさんでしまう前に返済を完了したいですね。
未払い債務を一括返済しなければいけない
ダイナースクラブカードは、決済方法が下記のようにありますよね。
- 一回払い
- ボーナス一括払い
- リボ払い
利用料を滞納した場合、あなたがダイナースクラブカードでどのように決済したかによって、未払いとなっている債務を一括返済しなければいけません。
まずは、どの支払い方法がどのようなときに一括返済になるのかを、下記の表にまとめましょう。
支払区分 | 未払い債務一括返済となる事由 |
---|---|
一回払い | 支払いが1回でも遅れたとき |
ボーナス一括払いリボ払い | 20日以上の期間を定めて催告をされても、期間内に支払いがなかったとき |
参照『ダイナースクラブカード会員規約 第18条(期限の利益の喪失)』
ダイナースクラブカードを使って決済したのが『一回払い』だった場合、債務の一括返済を求められても支払える可能性があります。
ところが、高額商品や高額な支払いをリボ払いにしたなら、残債務の一括返済は難しいかもしれませんよね。
どうしても支払いが困難であれば、下記の番号に電話をして、支払い相談をしましょう。
- 電話番号:0120-074-024
- 海外の場合:81-3-6770-2796(有料)
- 受付時間:
月曜日から金曜日 8時から20時まで
土曜日8時から18時まで - 休日:日曜日・祝祭日・12/31~1/3
「支払い相談なんて、なんだかきまりが悪いな…」
このように感じた方もいるかもしれませんが、支払いが困難なまま放っておくと、後に大変なことになるかもしれません。
どんなことが起こるのかを、ドンドン解説していきますね。
ダイナースクラブカードが強制解約になる
ダイナースクラブカードの利用料を滞納したまま支払わないと、せっかく手に入れたダイナースクラブカードが強制解約になるかもしれません。
第 15 条(カードの利用・貸与の停止、法的措置、会員資格の取消等)
1.会員が支払いを遅滞する等本規約等に違反した場合、
(中略)
当社は、会員に事前の通知なく直ちに次の措置をとることができるものとします。
(中略)
(3)カード貸与の停止(カードの返却の要求)。
(4)加盟店等に対する当該カードの無効通知。
(5)当社が必要と認めた法的措置。(以下略)
引用『ダイナースクラブカード会員規約』
また、滞納した利用料を支払ったとしても、滞納を何度も繰り返すことで強制解約になることもあります。
第 15 条(カードの利用・貸与の停止、法的措置、会員資格の取消等)
1.会員が支払いを遅滞する等本規約等に違反した場合、もしくは違反するおそれがある場合、カード利用について不審であると当社が認めた場合、
(中略)
第12 条の再審査の場合、その他当社が必要と判断した場合には、当社は、会員に事前の通知なく直ちに次の措置をとることができるものとします。
(中略)
(3)カード貸与の停止(カードの返却の要求)。
(4)加盟店等に対する当該カードの無効通知。
(5)当社が必要と認めた法的措置。(以下略)
引用『ダイナースクラブカード会員規約』
滞納を何回繰り返せば強制解約になるかまではわかりませんが、ダイナースクラブカード会員規約にはその都度再審査が行われ、再審査に通過できなかった場合はカードの利用停止や強制解約になります。
第 12 条(会員資格の再審査等)
1.当社は、会員の適格性および利用可能枠について、定期または随時に再審査を行うことがあります。この場合、会員は、当社の求める資料の提出に応じるものとします。
2.当社は、会員が第 1項の資料の提出の求めに応ずるまで、カード利用の停止その他必要な措置をとることができるものとします。
引用『ダイナースクラブカード会員規約』
滞納してダイナースクラブカードが強制解約になるなんて、これほど残念なことはありませんよね。
現在滞納している方は、滞納をこれきりにしましょう。
ダイナースクラブカードが強制解約になると提携カードも強制解約!?
最初の章で、ダイナースクラブカードにはたくさんの種類があるとご紹介しましたよね。
- ダイナースクラブカード
- ダイナースクラブ プレミアムカード
- ダイナースクラブ ビジネスカード
- ANA ダイナースカード
- JAL ダイナースカード
- デルタ スカイマイル ダイナースクラブカード
- MileagePlus ダイナースクラブファースト
- MileagePlus ダイナースクラブカード
- ニューオータニクラブ ダイナースカード
- BMW ダイナースカード
- 銀座 ダイナースクラブカード
- 銀座 ダイナースクラブカード/和光
- 三井住友信託 ダイナースクラブカード
ダイナースクラブカードは、他社と提携して発行しているカードなら2枚持ちができるので、ダイナースクラブカード以外のカードを持っている方もいるのではないでしょうか。
もしダイナースクラブカードが強制解約になると、ダイナースクラブカードと提携しているカードも強制解約になるかもしれません。
第 15 条(カードの利用・貸与の停止、法的措置、会員資格の取消等)
(中略)
3.会員が次の各号のいずれかに該当した場合、その他当社が会員として不適当と認めた場合には、当社は、何らの通知、催告を要せずして、会員資格を取り消すことができるものとします。
(中略)
(4)会員の信用状態に重大な変化が生じた場合。
(以下略)
引用『ダイナースクラブカード会員規約』
ダイナースクラブカードが強制解約になったのですから、カード会員としての信用状態に大きな変化(悪化)が生じますよね。
そうなれば、ダイナースクラブカードと提携しているカードも強制解約になりかねません。
ダイナースクラブカードコールセンターに確認したところ、「提携カードも強制解約になるかどうかは、契約内容や利用状況によります」との返答でした。
つまり、提携カードの強制解約はゼロではないということ。
入会のハードルが高いダイナースクラブカードを手に入れたのですから、強制解約になるのは避けたいですよね。
ダイナースクラブカードが強制解約になると再入会が難しくなる
万が一ダイナースクラブカードが強制解約になっても、再度申し込みを行えばいいと考えた方もいるのではないでしょうか?
ダイナースクラブカードは、強制解約になった後でも再申し込みをすることはできます。
しかし、審査に通過するかどうかは別のお話。
滞納したこと・強制解約になったことが三井住友トラストクラブ社内に『ブラック情報』として残っている限り、再申し込みをしても審査に通過できない可能性が高いです。
社内にあなたの情報がどのくらいまで残るかまではわからないので、一度強制解約になったら、ダイナースクラブカードを再び手に入れるのは難しいと思った方がいいでしょう。
個人信用情報に滞納・強制解約の事実が登録される
『個人信用情報機関』とは、クレジットカードの利用状況や返済状況・その他借入に関する個人の信用情報を管理している機関です。
個人信用情報機関は3つあり、下記のようになっています。
ダイナースクラブカード・TRUST CLUBカードはCICに加盟しており、CICはJICC・KSCと提携しています。
ダイナースクラブカードを滞納したり強制解約になると、CICにその事実が報告され、CICは滞納・強制解約の情報をJICCとKSCに提供します。
ほとんどのカード会社や消費者金融・金融機関は個人信用情報機関のどれかに加盟しているため、他社があなたの信用情報を調べたとき、ダイナースクラブカードを滞納して強制解約になったことが、他社にもわかってしまいます。
もしあなたが他社発行のクレジットカードを申し込んだとしても、信用情報に滞納・強制解約の事実が載っていれば、カードの入会審査に通過できないかもしれません。
ダイナースクラブカードを滞納して強制解約になっても、全くいいことなどありませんよね。
ただ、個人信用情報機関が滞納・強制解約の金融事故情報を登録していられる期間があり、登録期間は5年間です。
他社発行のクレジットカードに申し込みをしたい場合は、滞納・強制解約から最低5年は空けてからにしたほうがいいでしょう。
参考» クレジットカードの信用情報とは?個人の信用情報を開示する方法を解説!
最悪の場合は裁判!?財産が差し押さえられる
ダイナースクラブカードの利用料を滞納したまま返済を行わないと、三井住友トラストクラブが裁判を起こし、あなたの財産が差し押さえになるかもしれません。
あなたに貸したお金を返してもらえないのですから、法的措置を取られても仕方がありませんよね。
滞納してから裁判になるかでの流れは、下記の通りです。
- ダイナースクラブカードの利用料を滞納する
- 三井住友トラストクラブからの督促通知や電話を無視する
- 滞納したまま返済しない
- 裁判所から支払督促が届くが応じない
- 異議申し立てがなければ、資産・財産が差し押さえられる(強制執行)
- 三井住友トラストクラブが残債務全額を徴収した後、強制解約になる
差し押さえになる主な財産は、下記の通りです。
- 給料
- 債券
- 貯金
- 土地などの不動産 など
上記のなかでも差し押さえになりやすいのは、会社から支給されている給料です。
給料が差し押さえになってしまえば、会社にもわかってしまいますし家族にもバレてしまいます。こんな最悪な事態は、絶対避けたいですよね。
もし支払いに困るようなら、ダイナースクラブカードコールセンターに電話をして、支払い相談を行いましょう。
- 電話番号:0120-074-024
- 海外の場合:81-3-6770-2796(有料)
- 受付時間:
月曜日から金曜日 8時から20時まで
土曜日8時から18時まで - 休日:日曜日・祝祭日・12/31~1/3
滞納してダイナースクラブカードが強制解約になり、挙げ句裁判にまでなるなら、今度こそ滞納しないように、カードを計画的に使っていきたいですね。
ダイナースクラブカードの締め日や引き落とし日は必ず覚えておこう!
ダイナースクラブカードの締め日と引き落とし日は、利用料を滞納しないために覚えておかなくてはいけません。
ではおさらいとしてもう一度、締め日と引き落とし日を下記にまとめましょう。
- 締め日:毎月15日
- 引き落とし日:翌月10日
ショッピング利用・キャッシング利用共に、締め日と引き落とし日は同じです。
ダイナースクラブカードの引き落とし日に支払いが完了しないと、滞納することになります。
滞納した利用料は、金融機関で再引き落としが行われないので、ダイナースクラブカードの支払い専用窓口に電話をして、振込先と返済額を確認しましょう。
もし滞納を何度も繰り返したり、滞納したまま支払いを行わないと、残債務を一括返済したりカードが強制解約になることもあります。
せっかく手に入れたダイナースクラブカードを手放さないために、滞納した利用料はできるだけ早く返済し、二度と滞納しないように注意しましょう。