「アメックス・ゴールドカードを利用料を滞納した!」
アメックス・ゴールドカードは、充実したサービス・特典内容が盛りだくさんのカードなので、ついつい使いすぎてしまうかもしれません。
アメックス・ゴールドカードからの請求額が支払えず、滞納した場合はどうなるのか…というと、まずはカードの利用が停止し、最悪のケースになると強制解約になる可能性もあります。
せっかく手に入れたアメックス・ゴールドカードを、こんな形で失うことは絶対避けたいですよね。
そこで、アメックス・ゴールドカードを滞納した場合、利用停止日はいつなのか、強制解約になるのはどのようなときなのかを詳しく解説します。
アメックス・ゴールドカードの利用が停止した場合の復活方法や、強制解約になった場合のリスクなどもご紹介します。
現在アメックス・ゴールドカードを滞納していない方でも、今後カードと上手に付き合っていくために大切なことなので、ぜひ参考にしてくださいね。
参考» クレジットカードの利用料金を滞納したら信用情報は悪化!滞納時の対処法を解説
まずはの締め日・引き落とし日を知ろう!
まずは、アメックス・ゴールドカードの締め日と引き落とし日が、いつなのかを知っておかないといけません。
すでに知っている方も、もう一度おさらいしましょう。
締め日 | 引き落とし日(支払日) |
---|---|
毎月20日前後の場合 | 翌月10日 |
毎月1日前後の場合 | 同月21日 |
毎月5日前後の場合 | 同月26日 |
※アメックスはキャッシング利用ができないので、上記の日付はショッピング利用の締め日と引き落とし日です
表を見ると「あれ?締め日が何日もある…」と疑問に思いませんか。
実は、アメックス・ゴールドカードの締め日と引き落とし日は、登録した金融機関の口座によって個別に設定されているのです。
そのため、同じアメックス・ゴールドカードを持っているのに、自分の締め日は20日で友人は5日…というように、人によって締め日と引き落とし日が違うのです。
そこで、自分の締め日と引き落とし日の確認に仕方を簡単にご説明しましょう。
アメックス・ゴールドカードの締め日と引き落とし日を確認する方法
自分のカードの締め日を知りたい場合は、アメックス・ゴールドカードの利用明細で確認するか、『オンライン・サービス』にログインして確認します。
オンライン・サービスにログインすると、画面の『ご請求金額』の右に引き落とし日(支払日)の記載があり、『最近のご利用』の下に締め日の記載してあります。
自分の締め日と引き落とし日を忘れないように、手帳などにメモしておくといいでしょう。
さて、自分の締め日と引き落とし日を確認して、引き落としが実行される前日(できれば午前中)までに口座残高を確認し、残高が足りない場合は入金するなどの措置を行っていれば、アメックス・ゴールドカードを滞納するという事態にはなりません。
しかし、何らか事情で入金が間に合わなかったり、残高が足りないことに気付かずに支払日を迎えてしまうと『滞納』になってしまうのです。
「滞納したら、アメックス・ゴールドカードが使えなくなるの?」
「支払いはどうしたらいい?」
あなたはきっと、こんな風に不安になってしまうことでしょう。
そこで、アメックス・ゴールドカードを滞納したときの対処法をご紹介します。
いくつかの方法があるので、あなたに合う方法を見つけて、できるだけ早めに支払いができるようにしましょう。
AMEXの締め日や引き落とし日については『アメックス(AMEX)の締め日と引き落とし日はいつ?再引き落としは可能?』の記事で更に詳しく解説していますので、ぜひ合わせて参考にしてみてください。
アメックス・ゴールドカードを滞納した場合の対処法
アメックス・ゴールドカードの引き落とし日に支払いができなくて滞納した場合、下記の方法で請求額を支払うことができます。
- 再振替で支払う
- アメックスの指定口座に振り込む
- アメックス・ゴールドカード専用ダイヤルに電話をする
では、早速解説していきましょう。
アメックス・ゴールドカードの登録口座から再振替で支払う
アメックス・ゴールドカードに登録してある金融機関の口座によって、再振替を行ってくれる場合があります。
再振替をしてくれる金融機関と再振替日は、下記の通りです。
金融機関名 | 再振替日 |
---|---|
三菱UFJ銀行 三井住友銀行 みずほ銀行 横浜銀行 福岡銀行 常陽銀行 |
支払日の翌営業日と翌々営業日 |
ゆうちょ銀行 | 毎月12日 ※12日が土日祝日の場合は翌営業日 ※12日以降の場合も翌営業日 |
再振替の前日までに金融機関の口座残高を確認し、請求額が確実に支払える金額を入金しましょう。
ちなみに、再振替の場合は支払日の引き落とし扱いになるので、手数料がかかることはありません。
上記の金融機関の中に、自分が登録した金融機関名がない場合は、アメックスが指定する金融機関の口座に振込を行います。
また、登録口座が上記の金融機関であっても、再振替に間に合わなかった場合も自身で振込を行うので、次の項目で解説しましょう。
アメックスの指定口座に振り込む
前項目の金融機関の中に、あなたが登録した金融機関がなかった場合は、アメックスが指定する下記の口座に振込をします。
アメックス・ゴールドカードの振込先口座 | |
---|---|
銀行名 | みずほ銀行 |
支店名 | 六本木支店 |
口座種別 | 普通預金 |
口座番号 | 2110521 |
口座名義 | アメリカンエキスプレスインターナショナル インコーポレイテッド |
ただし、振込の際に注意しておかなくてはいけないことがあるので、下記にまとめましょう。
- 請求金額以上の未請求分の支払いは受けられない
- 請求金額通りの金額を振り込むこと
- 振込依頼人名は必ずアメックス・ゴールドカードの会員名にする
- 名前の後に15桁のカード番号を入力すること
特に忘れがちなのが、振込依頼人の名前の後にカード番号を入力することです。
カード番号を入れ忘れてしまうと、あなたのどのカードの入金が行われたのかを確認することができません。
必ず、名前の後にカード番号を入力してくださいね。
指定口座に振り込む作業をスムーズに行いたい場合や、振込の方法がよくわからないという方は、アメックスサービス課に電話をすることもできます。
アメックスサービス課 支払専門窓口に電話をする
アメックスには、『アメックスサービス課 支払専門窓口』があり、直接電話をすることで振込をスムーズに行うことができます。
番号は下記の通りです。
- 電話番号:03-6734-7441
こちらの番号は、支払日に支払いができずに数日たった場合にアメックスからかかる電話番号と同じなので、この番号で電話がかかったら必ず対応してくださいね。
アメックス・ゴールドカード専用ダイヤルに電話をする
「滞納していたことを忘れて、結構日にちが経ってしまった!」
「できれば、直接アメックスの人に謝ってから振込をしたい」
このように、振込が大幅に遅れてしまったり、直接アメックスのオペレーターと話をしたいという方は、下記のアメックス・ゴールドカード専用ダイヤルに電話をして、今後の支払い相談をすることもできます。
- 電話番号:0120-010120
- 携帯電話・上記の番号が使えない方:03-6625-9100
- 受付時間:9時から17時まで
- 休日:土曜日・日曜日・祝祭日
あなたのカード番号が必要になるので、アメックス・ゴールドカードを手元に準備してから電話をかけるようにしましょう。
さて、ここまではアメックス・ゴールドカードを滞納したときの対処法をご説明してきましたが、支払いの際にはカード利用料だけでなく、遅延損害金や手数料といったその他費用がかかります。
そこで今度は、遅延損害金とその他の費用について解説しますね。
アメックス・ゴールドカードを滞納すると遅延損害金が発生する
アメックス・ゴールドカードを滞納すると、アメックスの会員規約に基づいた年率と日数で計算した遅延損害金が発生します。
どのクレジットカードでも滞納すると遅延損害金を支払わなくてはいけないので、アメックスだけが特別に設けているわけではありません。
アメックス・ゴールドカードの遅延損害金は、引き落とし日(支払日)の翌日から発生し、支払いが完了する日までの日数と年率で計算します。
アメックス・ゴールドカードの遅延損害金の年率は、下記の通りです。
利用目的 | 年率 |
---|---|
ショッピング利用 | 14.6% |
※1年を365日とする。なお、うるう年の場合は1年を366日とする
遅延損害金は、滞納した金額と合わせて支払う必要があります。
滞納した日数が多ければ多いほど遅延損害金の額が上がっていくので、早めに支払わないと最終的に支払う金額が大きくなってしまいます。
「でも、年率だけではどのくらい遅延損害金がかかるのか想像つかない」
このように感じたあなたのために、例を挙げて遅延損害金と最終的に支払う金額を計算しましょう。
アメックス・ゴールドカードの支払い 20万円を1か月滞納した場合
例えば、アメックス・ゴールドの支払日に20万円が支払えずに、1か月間(30日)滞納したとしましょう。
遅延損害金を計算すると、下記のようになります。
詳細 | |
---|---|
1か月滞納した金額 | 20万円 |
滞納した日数 | 30日 |
遅延損害金 | 年率14.6% |
計算式 | 200,000円×14.6%÷365日×30日 |
損害金額 | 2,400円 |
総支払額 | 202,400円 |
20万円で済むはずの支払いが、遅延損害金が1か月分発生したために202,400円になってしまいましたね。
では、20万円の支払いを2か月(60日)滞納した場合はどうなるのでしょう。
アメックス・ゴールドカードの支払い 20万円を2か月滞納した場合
アメックス・ゴールドカードの請求額20万円を2か月(60日)滞納すると、遅延損害金と最終的な支払金額は下記のようになります。
詳細 | |
---|---|
2か月滞納した金額 | 20万円 |
滞納した日数 | 60日 |
遅延損害金 | 年率14.6% |
計算式 | 200,000円×14.6%÷365日×60日 |
損害金額 | 4,800円 |
総支払額 | 204,800円 |
同じ20万円の請求額でも、2か月滞納すると遅延損害金が倍の4,800円になってしまいました。
つまり、最終的に支払わなければいけない金額は、204,800円になるのです。
ただし、こちらで行った計算はあくまで目安なので、実際にアメックスが計算する数字とは異なる可能性があります。
そしてもう一つ注意しておかなくてはいけないのが、遅延損害金だけでなくその他の費用も発生するということ。
どのような費用がかかるのかを、次の項目で解説しましょう。
支払いを滞納すると遅延損害金以外にも発生する費用がある
アメックス・ゴールドカードの支払いを滞納すると、遅延損害金以外にも下記のような手数料・費用が発生します。
- 振込手数料
- 法的手続に要した一切の費用(弁護士費用など)
- 代位弁済金
- 当該公租公課相当額または当該増額分
- その他手数料および返済にかかる費用
請求額が支払えず滞納したのに、損害遅延金だけでなく上記のような費用もかかるとなると、支払いが困難になるかもしれません。
最悪の場合、他社で借金してでも返済する必要が出てくることも否定できませんよね。
では、どうしたらいいのか…というと、アメックス・ゴールドカード専用ダイヤルに電話をかけて、支払い相談をすることです。
そこで今度は、支払い相談についてご説明しますね。
支払いが困難!?そんなときアメックス・ゴールドカードに支払い相談をする
アメックス・ゴールドカードを滞納したために、最終的に支払わなければいけない金額が高額になり、返済が難しくなることがあるかもしれません。
そんなときは、アメックス・ゴールドカード専用ダイヤルに電話をかけて、支払い相談を行いましょう。
電話番号は、下記の通りです。
- 電話番号:0120-010120
- 携帯電話・上記の番号が使えない方:03-6625-9100
- 受付時間:9時から17時まで
- 休日:土曜日・日曜日・祝祭日
「支払い相談をするのは、ちょっと抵抗がある…」
このように感じる方もいるかもしれません。
しかし、支払い相談を行っておかないと後の返済が更に困難になりますし、後の章でも解説しますが、強制解約になってしまうかもしれません。
アメックス・ゴールドカードの受付窓口の方も、支払い相談の対応には慣れており、親切・丁寧に答えてくれます。
支払い相談の際には、余程の事情がない限り本人が電話をかけるようにしましょう。
次月の支払いを『あとリボ』に変更するのも有効
もし、次の月の支払いが困難であることが事前にわかっているのなら、リボ変更締め切り日までに『あとリボ』に変更することもできます。
リボ払いにすることで、一括で支払わなければいけない金額が分散されるので、1か月の支払いが楽になります。
ただし、あとリボを利用するには下記の項目に注意する必要があります。
- 『ペイフレックス あとリボ』に登録してあること
- 『ペイフレックス あとリボ』の登録がしていなければ、一括払いとなる
- リボ払いにはリボ手数料がかかる
アメックス・ゴールドカードのリボ払い・あとリボを利用するには、事前にペイフレックスの登録が必要です。
ですから、ペイフレックスを登録していない方はあとリボの利用ができないため、これまで通り一括払いになります。
ペイフレックスの登録がしていなくて、あとリボに変更することができず支払いが困難であれば、滞納してしまう前にアメックスに支払い相談をしましょう。
アメックスでリボ払いを利用する方法は『アメックスのリボ払いや分割払いを利用する方法を解説|一括払い以外の支払い方法を知っておこう!』の記事で更に詳しく解説していますので、ぜひ合わせて参考にしてみてください。
アメックス・ゴールドカードの利用料金を滞納した時の利用停止日や復活はいつ?
アメックス・ゴールドカードの利用料を滞納してしまうと、カードの利用が停止してしまいます。
では、いつが利用停止日なのかというと、支払日の翌日からです。
アメックス・ゴールドカードの利用が停止してしまうと、お買い物でクレジット決済が行えないだけでなく、アメックス・ゴールドカードで支払っている公共料金や携帯電話料金などの支払もできないかもしれません。
その上、カードの利用停止になるのはアメックス・ゴールドカードだけでなく、アメックスが発行しているその他のカードも利用停止になってしまうのです。
アメックス・ゴールドカード以外にもアメックス発行のカードを持っている方は、かなり不便になりますし非常に困りますよね。
「カードが利用停止になったら、二度とアメックス・ゴールドカードは使えないの?」
きっとあなたは、不安に感じていることでしょう。
しかし、アメックス・ゴールドカードが利用停止になっても、復活させる方法があるので、次の項目でご紹介しますね。
アメックス・ゴールドカードの復活は入金確認後の2~3営業日
アメックス・ゴールドカードの利用が停止しても、下記の方法で支払いが完了すれば復活できます。
- 再振替で支払いを完了する
- アメックスの指定口座に振り込んで支払いを完了する
- アメックス・ゴールドカード専用ダイヤルに電話をして支払いを完了する
支払いが完了すると、アメックスで入金確認を行います。
入金確認とカード復活手続きを含め、支払い完了から2~3営業日でアメックス・ゴールドカードの利用が再開できます。
こちらで入金確認をしたい場合は、『オンライン・サービス』の『ご利用履歴を確認』で確認しましょう。
アメックス・ゴールドカードの利用が再開したら、今度こそ滞納しないようにカードを使っていきたいですね。
…というのも、滞納を繰り返したり滞納した状態を放っておくと、アメックス・ゴールドカードが強制的に解約になってしまうかもしれないからです。
そこで今度は、アメックス・ゴールドカードが強制解約になる事由と、強制解約になるまでの流れを解説しましょう。
アメックス・ゴールドカードが強制解約に至るまでの流れ
アメックス・ゴールドカードを滞納したままにしたり、滞納を繰り返していると強制解約(会員資格の取り消し)になります。
強制解約になる理由はいくつかありますが、その中からアメックス・ゴールドカードを滞納したことが原因による強制解約の理由を、下記にまとめました。
- 債務の履行を怠った
- 信用状態が悪化したとアメックスが認めた
- 他のカードについて規約のいずれかの事由に該当した
- 会員の所在が不明となった
- カードの利用状況が適当ではないと判断した
上記の事項は、アメックス・ゴールドカードの『会員規約 第18条(会員資格の一時停止および取消し)』にも記載があります。
では、早速解説していきましょう。
アメックス・ゴールドカードの債務の履行を怠った
アメックス・ゴールドカードの利用料を滞納し、そのまま支払いをせずに放っておくと、アメックスが債務の履行を怠ったと判断し、カードが強制解約になります。
強制解約までの流れは、下記の通りです。
- アメックス・ゴールドカードの引き落とし日に支払いができない
- 督促の通知や電話がきても支払いをしない
※ペイフレックスは催告の期間内(20日以上)に支払いができない - 強制解約
アメックスからの支払の通知や督促の電話がきても支払いをしないと、強制解約になります。
後の章でも解説しますが、一度強制解約になると再入会ができない可能性があります。
アメックス・ゴールドカードを滞納したことで届いた通知や電話は無視せずに、今後の支払い相談を行い、完済できるようにしましょう。
信用状態が悪化したとアメックスが認めたとき
信用状態の悪化とは、各個人信用情報機関に登録してあるあなたの信用情報にキズが付いた状態であることを指しており、信用情報が悪化するとアメックス・ゴールドカードが強制解約になる可能性があります。
アメックス・ゴールドカードを滞納すると、その事実が個人信用情報機関に登録されるので、信用情報の悪化に当たります。
信用状態が悪化した場合の強制解約までの流れは、下記の通りです。
- アメックス・ゴールドカードの引き落とし日に支払いができない
- 滞納分・遅延損害金・その他費用を支払う
- 滞納を何度も繰り返す
- アメックスがカード更新時などに行う審査に通過できない
- 強制解約
上記のように、滞納が一度きりでなく何度も行われていればどんどん悪化していくので、強制解約への道が近くなってしまうのです。
一度でも滞納してしまうと、あなたの信用情報にキズが付きますので、確実に支払いができる額をアメックス・ゴールドカードで支払うなど、計画的にカードを利用しましょう。
また、他社が発行しているクレジットカードでも滞納したり強制解約になると、その事実が個人信用情報機関に登録され、信用情報が悪化するため、アメックス・ゴールドカードが強制解約になる可能性も否定できません。
クレジットカードは、そのカードの規約をしっかり守って利用・返済していきましょう。
他のアメックスのクレジットカードについて規約のいずれかの事由に該当した
アメックス・ゴールドカード以外にアメックス発行のカードを持っていて、そのカードの利用料を滞納したり強制解約になると、アメックス・ゴールドカードが強制解約になることもあります。
その流れは下記の通りです。
- アメックス・ゴールドカード以外のアメックス発行カードを滞納する
- アメックス発行カードが強制解約になる
- アメックス・ゴールドカードも強制解約
あなたを信用してアメックス・ゴールドカードを発行したのですから、他のクレジットカードを滞納して強制解約になってしまっては、今後も信用していくことが難しくなりますよね。
アメックスの信用を失わないためにも、他のクレジットカードの利用状況・支払い状況もしっかり確認しておきましょう。
アメックス・ゴールドカード会員の所在が不明となった
アメックス・ゴールドカードの利用料を滞納した上、アメックスから通知が届いても無視したり、電話がかかってきても電話にでない場合、会員の所在が不明となったと判断されてしまい強制解約になることもあります。
- アメックス・ゴールドカードの引き落とし日に支払いができない
- 督促の通知・電話を無視し続ける
- アメックスが『会員の所在が不明』と判断する
- 強制解約
アメックスからの電話は、あなたの自宅や携帯電話だけにかかってくるとは限りません。
必要な場合は、あなたの勤務先に電話がかかることもないとは言い切れません。
アメックスから通知が届いたり電話がかかったときは、無視をせずに真摯に対応しましょう。
カードの利用状況が適当ではないと判断した
先の項目で解説した内容とほとんど同じですが、アメックス・ゴールドカードの利用状況が適当ではないと判断すると、強制解約になります。
- アメックス・ゴールドカードの引き落とし日に支払いができない
- 滞納分・遅延損害金・その他費用を支払う
- 滞納を繰り返す・滞納しても支払いをしない
- アメックスがカードの利用が適当ではないと判断する
- 強制解約
アメックス・ゴールドカードを発行したということは、アメックス・ゴールドカードの会員規約に同意したことになります。
つまり、会員規約通りに正しい使い方をしていれば問題はありませんが、支払いを滞納したり遅延することは正しい使い方とは言えませんので、利用状況が適当ではないと判断されても仕方ありませんよね。
どうしても支払いが難しいときは、早めにアメックス・ゴールドカード専用ダイヤルに電話をして、滞納した分や遅延損害金などを支払うようにしなければいけません。
「でも、強制解約になってももう一度申し込めばいいのでは?」
「他のカードを申し込めば、困らないと思う」
もしかしたら、このように感じている方もいるかもしれませんね。
しかし、アメックス・ゴールドカードを滞納して強制解約になると、様々なリスクを背負うことになるのです。
そこで今度は、アメックス・ゴールドカードを滞納した場合のリスクと、強制解約後にあなたを待ち受けているものについて解説しましょう。
アメックス・ゴールドカードの利用料金を滞納した場合のリスクや強制解約後に待っているもの
イオンカードの会員資格を失ってしまうと、様々なリスクを背負うことになります。
今後、クレジットカードの申し込みをしても、入会審査に通過できない可能性も否定できません。
では、どのようなリスクがあるのかを下記にまとめましょう。
- 未払債務を一括返済しなければいけない
- アメックス発行のその他のカードも強制解約になる
- アメックス・ゴールドカードの再申し込みが難しくなる
- 個人信用情報に滞納・強制解約の事実が登録される
- 裁判になる
現在滞納している方も、滞納をしていない方も、この先アメックス・ゴールドカードと上手に付き合うために知っておきたい大切なことなので、順番に詳しく解説しましょう。
アメックス・ゴールドカードの未払債務を一括返済しなければいけない
アメックス・ゴールドカードを滞納すると、一括返済をしなければいけません。
では、どの支払い方法がどのような事由で一括返済となるのかを、下記にまとめましょう。
支払区分 | 一括返済となる事由 |
---|---|
一括払い | 支払期日までに利用代金を1回でも滞納した場合 |
ペイフレックス(リボ払い) ボーナス一括払い 分割払い |
20日以上の期間を定めて催告をされたにもかかわらず、期間内に支払われなかった場合 |
アメックス・ゴールドカードを使って一括払いで決済した場合、1回でも滞納したら一括で返済しなければいけません。
ペイフレックス(リボ払い)・ボーナス一括払い・分割払いを滞納した場合は、一括払いで決済したときとは少々違います。
アメックスから20日以上の期間を定めて書面で催告されますが、その期間内に支払いが完了しなかった場合に一括返済となるのです。
滞納後の一括返済については、アメックス・ゴールドカードの『会員規約 第16条(期限の利益の喪失)』にも記載があります。
その月に支払いができないため滞納という形になってしまったのに、強制解約になる上に今までカード払いした分を一括で返済しなければいけないのは、かなり苦しいですよね。
また、アメックス・ゴールドカード以外にもアメックス発行のカードを持っている方は、別のアメックスカードの分も一括払いすることになる可能性もあります。
一括返済できるだけの資産があればいいのですが、余裕がない場合は他社で借金してでも返済することになるかもしれません。
このような事態を避けるために、滞納したことに気付いた時点で早めに返済できるように対策を取ることが必要です。
アメックス発行のその他のカードも強制解約になる
アメックス・ゴールドカードが強制解約になると、アメックスが発行している他のカードも強制解約になるかもしれません。
もし強制解約にならなかったとしても、カード利用が一時停止したり、利用制限がかかることもあります。このことは、アメックスの会員規約にも記載があります。
第 18 条(会員資格の一時停止および取消し)
1. 当社は、次の各号に1つでも該当した場合には、あらかじめ通知することなく、いつでも会員のカード利用の一時停止を含む利用制限または会員資格の取消しをすることができるものとします。
(中略)
(6)会員が当社から複数のカードを貸与されている場合で、他のカードについて本項のいずれかの事由に該当した場合。
引用:『AmericanExpress会員規約』
アメックス・ゴールドカードだけでなく、他のアメックスカードも強制解約になると、アメックスで発行したカードの全ての利用金額を一括返済することになるかもしれません。
カード1枚分の未払い分でも高額になるかもしれないのに、他のカードの未払債務まで一括で返済しなければいけないなんて、かなり厳しいですよね。
さて、強制解約になったあとに待っているものはまだまだあるので、どんどん解説していきますね。
アメックス・ゴールドカードの再申し込みが難しくなる
アメックス・ゴールドカードが強制解約になると、再申し込みをしたくても審査に通過しない可能性が高いのです。
その理由は、アメックス・ゴールドカードを強制解約されたことが、社内の情報として残っているからです。
いわゆる『社内ブラック』です。
支払うべきお金を支払わずに、それが原因で強制解約となったのですから、アメックスからの信用が無くなっても仕方ありませんよね。
アメックス・ゴールドカードだけでなく、アメックスが発行するその他のカードの入会も厳しいでしょう。
一度失った信用を回復させるのはとても難しいので、信用を失ってしまう前に、滞納額をしっかり返済しましょう。
個人信用情報に滞納・強制解約の事実が登録される
アメックス・ゴールドカードを滞納して強制解約になると、その事実が下記の個人信用情報機関に登録されます。
「でも、個人信用情報機関って何するところで、情報が登録されるとどうなるの?」
このように疑問を感じたあなたのために、個人信用情報機関に滞納・強制解約の事実が登録されるとどのようになるのかを簡単に解説しますね。
個人信用情報機関に金融事故が登録されるとカードの申し込みやローンが通りにくくなる
まず、個人信用情報機関がどのようなことを行っているのかを簡単にまとめると、下記のようになります。
- クレジットカードの申し込みや各種ローンを組んだときに個人情報(氏名・電話番号・年収など)を登録
- 利用状況・返済状況・申し込み記録などを登録
- 滞納・遅延・延滞・強制解約・自己破産などの金融事故を登録 など
ほとんどのクレジットカード会社や金融機関は、3つの個人信用情報機関の内、1社または2社と提携しています。
クレジットカード会社や金融機関は、カードやローンの申し込みがあると審査を行うために、各個人信用情報機関にあなたの情報を開示する依頼をします。
提携している会社から依頼があれば、あなたの個人信用情報を開示するので、アメックス・ゴールドカードを滞納したことや強制解約になったことが、他のカード会社や金融機関にわかってしまうのです。
信用情報の内容が良くない・キズが付いているといった状態であれば、カードの申し込みが通らないこともありますし、各種ローンを組むことも難しくなります。
では、キズの付いた信用情報はそのまま一生残ってしまうのか…というと、そうではありません。
個人信用情報機関が情報を保有する期間は決まっているので、次の項目で解説しますね。
カード利用料の滞納・カードの強制解約の個人信用情報保有期間は約5年間
クレジットカードの利用料を滞納したり、カードが強制解約になった場合の情報保有期間は、下記の表の通りです。
個人信用情報機関名 | 滞納・強制解約情報の保有期間 |
---|---|
JICC | 当該事実の発生日から5年を超えない期間 |
CIC | 契約期間中および契約終了後5年以内 |
全国銀行個人信用情報センター | 契約期間中および契約終了日 完済していない場合は完済日から5年を超えない期間 |
つまり、他社のクレジットカードに申し込んだり、各種ローンを組みたいのであれば、アメックス・ゴールドカードが強制解約になってから最低5年を空けて申し込みをすれば、審査に通過できる可能性があるのです。
といっても、今すぐクレジットカードの申し込みをしたい方や、もう2~3年で車や家を購入する予定のあった方にとって、5年の期間は長く感じますよね。
アメックス・ゴールドカードだけでなく、他のクレジットカードでも強制解約になってしまうと、本当にいいことなどありませんね。
しかし、もっと最悪のケースになると裁判ということも充分考えられますので、最後は裁判になった場合どうなるのかをご説明しますね。
強制解約後も全く支払いができない!そんな場合は裁判になることもある
アメックス・ゴールドカードを滞納すると、アメックスから督促の通知や電話がきます。
それを無視して支払いをしないと、カードが強制解約になります。
では、強制解約になったら未払債務を支払わなくていいのか…というと、そうではありません。
もちろん、アメックス・ゴールドカードの未払債務は全て完済しなければいけません。
支払いが行われなければ裁判になり、家・車などの財産や給料までもが差し押さえになってしまいます。
差し押さえになれば、家族や勤め先にもカードを滞納して強制解約になったことがわかってしまうので、あなた一人の問題ではなくなってしまうのです。
家族や会社の人に迷惑をかけるようなことはしたくないですよね。
アメックス・ゴールドカードを滞納を滞納したとわかった時点で、滞納額や遅延損害金などを支払えるように対策を取り、あなたの大切か人たちや周りの人にたちに迷惑をかけることのないようにしましょう。
アメックス・ゴールドカードの利用料は滞納前に対処して強制解約を防ごう!
アメックス・ゴールドカードを滞納してしまったら、とにかく早めに返済することが大切なので、アメックス・ゴールドカードの返済の方法を、もう一度まとめましょう。
- 再振替で支払う(指定金融機関のみ)
- アメックス指定口座に振り込む
- アメックス・ゴールドカード専用ダイヤルに電話をする
電話をかける際は、滞納したことを謝ってから相談をするようにするといいですね。滞納してしまうと、遅延損害金やその他費用が発生しますので、支払には注意が必要です。
ペイフレックスの登録が済んでいる方なら、滞納してしまう前に『あとリボ』に変更するのも有効です。
アメックス・ゴールドカードの利用停止日は、引き落とし日の翌日なので、支払いが完了するまでカードの利用が復活しないことも忘れてはいけません。
滞納したまま放っておくと、アメックス・ゴールドカードが強制解約になる可能性もあり、一括返済を求められたり他社のクレジットカードの申し込みが難しくなる、最終的には裁判になることもあるといったリスクを背負うことになります。
アメックス・ゴールドカードをこの先も使っていきたいなら、支払日に必ず支払いができるように口座残高をこまめにチェックしたり、万が一滞納してもすぐに返済するように心がけましょう。