Amazon Mastercard クラシックは、Amazonでショッピングをすればどんどんポイントが貯まるカードですから、ついカードショッピングをしすぎてしまうこともあるかもしれません。
もしかしたら、使い過ぎのせいで利用料が支払えず滞納したのではないでしょうか。
Amazon Mastercard クラシックの利用料を滞納してしまうと、カードが利用停止したり、強制解約になることもあります。
「利用停止したら、Amazonで支払いができなくなって困る!」
「強制解約になると、どうなるの?」
このように、Amazon Mastercard クラシックを滞納したことで不安と心配を抱えているあなたのために、Amazon Mastercard クラシックを滞納した場合の対処法、カードの利用停止日や強制解約までの流れなどを解説します。
滞納した利用料は早めに支払うことが重要なので、しっかり支払えるようにしましょう。
まずはAmazon Mastercard クラシックの締め日・引き落とし日を知ろう!
Amazon Mastercard クラシックを上手に使いこなしていくためには、まず締め日と引き落とし日を知っておかないといけません。
Amazon Mastercard クラシック、そしてAmazon Mastercard ゴールドの締め日・引き落とし日は、下記の通りです。
締め日 | 引き落とし日 | |
---|---|---|
ショッピング利用 | 毎月末日 | 翌月26日 |
キャッシング利用 | 毎月末日 | 翌月26日 |
※引き落とし日が金融機関の休日である場合は翌営業日
※金融機関の都合により、引き落とし日が毎月8日となる場合あり
締め日と引き落とし日がわかったら、今度は請求額を確認して、確実に支払いができるように口座残高を確認します。
では、いつ請求額が確定するのかを解説しましょう。
Amazon Mastercard クラシックの請求額確定日は毎月10日以降
Amazon Mastercard クラシックの請求額が確定するのは、毎月10日以降です。
例えば、2021年5月のAmazon Mastercard クラシックの利用料は、下記の表のようになります。
2021年5月カード利用 | 日付 |
---|---|
締め日 | 2021年5月31日 |
請求額確定日 | 2021年6月10日 |
引き落とし日 | 2021年6月28日 ※26日が土曜日のため、翌営業日引き落とし |
Amazon Mastercard クラシックの請求額が確定したら、三井住友カード公式サイト『Vpass』で確認しましょう。
電話で確認する場合は、下記の手順で電話をかけます。
- 手元にAmazon Mastercard クラシックを準備する
- 【0120-911-911】に電話をかける
- サービスコード【11】を入力する
- 会員番号(16ケタ)を入力する
- 暗証番号(4ケタ)を入力する
自動音声で請求額が流れますので、金額をメモしておくといいですね。請求額がわかったら口座残高を確認して、足りない場合は入金します。
「金融機関に入金する場合、引き落とし日当日に入金してもいい?」
26日に引き落としがあるのですから、このように引き落とし日当日に入金すれば支払いができるように感じてしまうかもしれません。
しかし、当日に入金しても引き落としに間に合わないことがあります。その理由を簡単に解説しますね。
Amazon Mastercard クラシックの請求額は当日入金しても間に合わない!?
Amazon Mastercard クラシックだけでなく、クレジットカードや公共料金は引き落とし日が決まっていますよね。
その引き落とし日に金融機関に入金すれば、支払いができる気がしますよね。
しかし、金融機関によって引き落としを実行する時間が違うので、引き落とし時間に入金が間に合わなければいけません。
引き落としの時間は、営業時間内であっても午前中に引き落としを行うところもありますし、午後に引き落としを行うところもあります。
また、日付が変わった時点で引き落としを実行する金融機関もあるため、当日に入金しても間に合わない可能性があるのです。
Amazon Mastercard クラシックの請求額を入金する場合は、26日の前日までに行いましょう。
なお、下記の金融機関は下記の時間までに入金すれば、当日の引き落としになります。
金融機関名 | 当日引き落とし扱いにできる時間 |
---|---|
三井住友銀行 | 18時まで |
みずほ銀行 | 18時まで |
ゆうちょ銀行 | 21時まで |
ただし、システム障害などが発生することで、引き落とし時間がずれてしまうことがあります。
できるだけギリギリの時間は避けて、早めに入金しましょう。
さて、ここまでの流れの通り請求額を確認し、金融機関に引き落としができるだけの金額が入金できていれば、Amazon Mastercard クラシックの利用料を滞納することはありませんよね。
それでも何らかの事情で入金が間に合わなかったり、口座残高が足りていないことに気付かないと、引き落としが実行できずに滞納してしまいます。
そこで次の章では、Amazon Mastercard クラシックの利用料を滞納した場合の対処法をご紹介しましょう。
Amazon Mastercard クラシックを滞納した場合の対処法
Amazon Mastercard クラシックの利用料を滞納してしまったら、下記の方法で支払いを行います。
- 再引き落とし
- 指定口座に振込
では、そのようにして支払いをするのかを詳しく解説しますね。
再引き落としで支払う
Amazon Mastercard クラシックに登録した金融機関が再引き落としを行ってくれる場合は、再引き落としが行われる期間に口座に入金しましょう。
再引き落としを行ってくれる金融機関と再引き落とし日は、下記のようになります。
金融機関名 | 再引き落とし日 |
---|---|
三井住友銀行・みずほ銀行 | 原則支払い月の翌月15日までの毎営業日 |
ゆうちょ銀行・三菱UFJ銀行 | 支払い月の翌月5日 ※休日の場合は翌営業日 |
再引き落としができる銀行は他にもあるので、『三井住友カード 支払い方法』の『お支払い日が毎月10日・26日の方』であなたが登録している金融機関を探して確認しましょう。
請求額をよく確認して、再引き落とし日の前日までに口座に入金してくださいね。
三井住友カードが指定する金融機関の口座に振り込む
再引き落としが行われない金融機関の場合は、Amazon Mastercard クラシックの利用料を滞納してから約1週間後に三井住友カードからハガキが届きます。
ハガキには三井住友カードが指定する金融機関の口座や振込方法が記載してあるので、その指示に従って振込をしましょう。
また、再引き落としに入金ができなかった場合も、自宅に届いたハガキを使って振り込むことができます。振込には期間が決まっているので、必ず期間内に支払いを済ませましょう。
「きちんと返済したいけど、どうしてもお金が準備できない」
もしかしたら、このように支払いが難しい方もいるかもしれません。そこで今度は、支払いが難しい場合の対処法をご紹介しますね。
どうしても支払いが厳しい!そんな時は三井住友カードに支払い相談をする
返済する意思はあっても支払いが難しいという方は、下記の番号に電話をして、支払い相談をしましょう。
- 東京:03-6738-7117
- 大阪:06-6445-3165
- 受付時間:10時から17時まで
- 休日:土曜日・日曜日・祝祭日・12月30日から1月3日まで
「支払い相談というと、なんだか恥ずかしいし抵抗がある…」
このように感じる方もいるかもしれませんが、三井住友カード信用管理部の方は支払い相談に慣れていますし、今後の支払いをどのようにしたらいいかを教えてくれます。
滞納したまま何日も悩むより、早めに電話相談をした方が気持ちが楽になります。
また、Amazon Mastercard クラシックを使いすぎて支払いができそうにない場合、上記の番号に電話をして支払い相談をするのも滞納を回避するひとつの手ですから、心配な場合は活用してくださいね。
さて、滞納したAmazon Mastercard クラシックの支払い方法がわかったら、できるだけ早く支払いを行ってください。
なぜかというと、利用料をいつまでも滞納していると、Amazon Mastercard クラシックが使えなくなってしまうからです。
そこで今度は、Amazon Mastercard クラシックの利用停止日とカードの復活方法について解説しますね。
Amazon Mastercard クラシックの利用料金を滞納した時の利用停止日や復活はいつ?
Amazon Mastercard クラシックの利用料を滞納すると、カードの利用が停止してしまいます。
利用停止日は登録してある金融機関にもよりますが、一般的には引き落とし日から2営業日から3営業日です。
金融機関によっては、引き落とし日から約1週間後になることもあります。
利用が停止してしまうと、Amazon Mastercard クラシックでショッピングができなくなるだけでなく、Amazon Mastercard クラシックで行っている携帯電話料金や公共料金の支払いもストップしてしまうかもしれません。
「利用停止したAmazon Mastercard クラシックは、もう使えないの?」
このように不安になってしまいますが、滞納して利用停止しただけならカードを復活貸せることは可能ですので、次の項目で解説しましょう。
利用停止したAmazon Mastercard クラシックは返済完了から2~3営業日後
利用が停止してしまったAmazon Mastercard クラシックを復活させるには、下記の方法で滞納した利用料を支払います。
- 再引き落としを行う場合は再引き落とし日の前日までに入金して支払う
- 三井住友カードの指定口座に振り込む
金融機関や支払い方法によって、Amazon Mastercard クラシックの復活する日が違うので、下記の表にまとめました。
金融機関名 | カード利用の復活日 |
---|---|
三井住友銀行 みずほ銀行 |
再引き落とし日の翌営業日・午後 |
りそな銀行 八十二銀行 みずほ信託銀行 ゆうちょ銀行 セブン銀行 PayPay銀行 など(※) |
再引き落とし日の3営業日後・午前9時 |
上記以外の金融機関で指定口座振込 または、上記金融機関で指定口座振込 |
振込日の3営業日後 |
Amazon Mastercard クラシックが復活したかどうかは、実際にカードを使ってみてもわかるのですが、カードを使って「使用できません」と言われてしまうとちょっと恥ずかしいですよね。
Amazon Mastercard クラシックの簡単なカード復活確認方法があるので、ご紹介しましょう。
Amazon Mastercard クラシック復活の確認方法
Amazon Mastercard クラシックが復活したかどうかは、下記の方法で行えます。
- 三井住友カード公式サイト『Vpass』で確認
- 電話で確認
どちらの方法も時間を掛けなくてもすぐに結果がわかるので、早速手順をご紹介しましょう。
カード復活を三井住友カード公式サイト『Vpass』で確認する
Amazon Mastercard クラシックの復活を『Vpass』で行う場合は、下記の手順でパソコンまたはスマートフォンを操作します。
- 『Vpass』にログインする
- 画面がいつもの表示⇒カード利用可能
- 画面に「本サービスはご利用いただけません」という表示⇒カード利用不可
ログインして最初の画面に「本サービスは利用いただけません」と出ていなければ、Amazon Mastercard クラシックが復活していますので、カードを利用することができます。
逆に、注意文が出てしまっていれば、カードの利用はできません。
電話でカード復活を確認する
電話でAmazon Mastercard クラシックの復活を確認する場合は、下記の手順で電話を掛けましょう。
- 手元にAmazon Mastercard クラシックを準備する
- 【0120-911-911】(自動音声応答)に電話をする
- 音声案内に従い、サービスコード【12】を入力する
- Amazon Mastercard クラシック会員番号(16ケタ)を入力
- 暗証番号(4ケタ)を入力
- 自動音声応答に従う
- カードの利用可能額が案内されれば、カード利用可能
- カードの利用可能額が案内されなければ、カード利用不可
Amazon Mastercard クラシックの利用可能額がいくらであるか確認できれば、カードの利用ができます。
反対に、カード利用可能額が案内されなければ、Amazon Mastercard クラシックはまだ復活していないことになります。
Amazon Mastercard クラシックが復活し、晴れてカードが使えるようになったら、次からは利用料を滞納しないようにしましょう。
「もし滞納してもすぐに返済すればいいのだから、そこまで気を遣わなくてもいいのでは?」
もしかしたら、このようにお考えの方もいるかもしれません。
しかし、Amazon Mastercard クラシックを何度も滞納したり、滞納した状態をずっと続けていると、今度は利用停止だけでなく強制解約になるかもしれないのです。
では、どういう状況になると強制解約になるのか、強制解約までの流れはどのようになっているのかを解説しましょう。
Amazon Mastercard クラシックが強制解約に至るまでの流れ
Amazon Mastercard クラシックを滞納したまま支払いを怠ったり、滞納と返済を何度も繰り返していると、Amazon Mastercard クラシックが強制解約になることがあります。
ではどんな場合に強制解約になるのか、もう少し詳しくまとめましょう。
- 債務の履行を怠った
- 他のカードで規約のいずれかに違反した
- 信用状態が悪化した
- 所在が不明となった
- その他、規約のいずれかに違反した
どれも、Amazon Mastercard クラシックの会員規約に違反する内容となっています。
三井住友カード信用管理部の方によると、強制解約になるタイミングは契約内容や今までの利用状況・支払い状況にもよりますので、一概に「この日に強制解約」とは言えないとのことでした。
しかし、強制解約になるまでの流れなら大まかにわかるので、強制解約までの流れをまとめていきましょう。
また、現在滞納していなくても、もしかしたら強制解約になるようなことをしているかもしれないので、その点もチェックしてみるといいでしょう。
Amazon Mastercard クラシックの利用料の支払い・債務の履行を怠った
Amazon Mastercard クラシックの利用料を滞納したままにしておくと、いずれカードが強制解約になります。
- Amazon Mastercard クラシックの利用料が引き落とせない⇒滞納
- 引き落とし日から2~3営業日で利用停止になる
- 利用停止になっても支払いを行わない
- 強制解約
強制解約になるタイミングは人によって違うので、いつ強制解約になるかはわかりません。
Amazon Mastercard クラシックの利用料を滞納したら、できるだけ早めに返済をして、二度と滞納しないように注意しましょう。
Amazon Mastercard クラシック以外の三井住友カードで規約のいずれかに違反した
三井住友カードはたくさんの種類のクレジットカードを発行しているので、Amazon Mastercard クラシック以外の三井住友カード発行のカードを持っている方もいるかもしれませんね。
カードの利用料を滞納することで強制解約になるのは、Amazon Mastercard クラシックだけではありません。
他のカードの利用料を滞納することで、そのカードが強制解約となり、同じ三井住友カード発行のAmazon Mastercard クラシックが強制解約になることもあるのです。
- 三井住友カード発行の他のカードの利用料が引き落とせない⇒滞納
- 引き落とし日から2~3営業日で他のカードの利用停止になる
- 滞納したまま支払いを行わない
- 三井住友カード発行の他のカードが強制解約になる
- Amazon Mastercard クラシックも強制解約になる
逆に、Amazon Mastercard クラシックが強制解約になることで、発行元である他の三井住友カード発行のカードが強制解約になることもあります。
たった1枚のカードの利用料を滞納したことで、他のカードまで利用できなくなれば、この先の生活が不便になりますよね。
Amazon Mastercard クラシックだけでなく、どのクレジットカードでも利用料を滞納しないことが一番です。
信用状態が悪化または悪化する恐れがある
信用状態の悪化とは、下記の3つの個人信用情報機関に登録してあるあなたの信用情報に、金融事故の情報が登録されている状態のことです。
- CIC
- JICC(日本信用情報機構)
- 全国銀行個人信用情報センター
金融事故とは、カードの利用料の滞納や強制解約・自己破産など借入に関する異動のことです。
三井住友カードは『JICC』と『CIC』に加盟しているので、Amazon Mastercard クラシックの利用料を滞納すると、もちろん2つの個人信用情報機関にその事実が登録されます。
このように信用情報にキズが付けば、当然信用状態が悪化したことになりますよね。
また、他社のクレジットカードの利用料を滞納したり、携帯電話本体の料金を滞納した場合も信用情報の悪化となるのです。
三井住友カードがあなたの信用情報を審査したとき、「信用状態が悪化している」または「悪化しそうだ」と判断すると、Amazon Mastercard クラシックが強制解約になります。
- Amazon Mastercard クラシックやその他の借入を滞納する
- 個人信用情報機関に滞納した事実が登録される
- 三井住友カードが審査を行い、信用状態が悪化または悪化しそうだと判断する
- Amazon Mastercard クラシックが強制解約になる
信用状態が悪化することは、この先クレジットカードを申し込むときや借入を行いたいとき、大きな障害になる可能性がありますので、信用状態が悪化することのないように注意しましょう。
なお、個人信用情報機関や機関が管理している情報について、後の章で詳しく解説しますね。
Amazon Mastercard クラシック会員の所在が不明(連絡不能)となった
Amazon Mastercard クラシックの利用料を滞納したにもかかわらず、支払いを怠り、その上連絡まで取れないとなると、カードが強制解約になります。
- Amazon Mastercard クラシックの利用料が引き落とせない⇒滞納
- 引き落とし日から2~3営業日で利用停止になる
- 滞納したまま支払いを行わない
- 三井住友カードからハガキや電話がくるが、無視して連絡を取らない(連絡不能)
- 強制解約
三井住友カードからすると、ハガキで連絡しても電話をかけても相手が答えなければ、所在不明となりますよね。
連絡が取れない相手にクレジットカードを利用させるわけにはいきませんので、当然強制解約になります。
Amazon Mastercard クラシックを使ってお買い物をするということは、三井住友カードから一時的に借入することと同じです。
三井住友カードからの連絡には、必ず応じるようにしましょう。
「督促の電話にでるのは、ちょっと怖いな」
と感じる方がいるかもしれませんが、連絡を取らずにそのまま放っておくことの方が余程怖いことです。
滞納してしまったAmazon Mastercard クラシックの利用料は、三井住友カードの方とよく話し合い、必ず返済するようにしましょう。
その他規約のいずれかに違反した
Amazon Mastercard クラシックの利用料を滞納することは、三井住友カードの会員規約に違反することになります。
返済期日までにしっかり返済することができれば、たった一回の滞納で強制解約になることはありませんが、滞納を何度も繰り返すことで強制解約になる可能性が高くなります。
- Amazon Mastercard クラシックの利用料が引き落とせない⇒滞納
- 引き落とし日から2~3営業日で利用停止になる
- 返済期日内に支払いを行う
- 何度も滞納と返済を繰り返す
- 強制解約
たとえ滞納した利用料を返済したとしても、何度も滞納するようでは三井住友カードの信用を失いますよね。
この他にも、Amazon Mastercard クラシックの利用が不適当であったり、不審があると三井住友カードが判断すれば強制解約になるなど、規約に違反することは強制解約になる確率が高くなります。
詳しい内容は、『三井住友カード 会員規約』に記載があるので、確認してみるといいでしょう。
さて、ここまで解説してきたことで「滞納した料金を早く返済しよう!」「もう絶対滞納しない!」と感じた方が多くいることでしょう。
しかしこのような状況になっても、「強制解約になっても、もう一度申し込めばいい」と思っている方もいるかもしれません。
Amazon Mastercard クラシックを滞納し、更に強制解約になってしまうと、今後のあなたの生活が変化してしまうほどのリスクを負うことになるかもしれないのです。
そこで次の章では、Amazon Mastercard クラシックの滞納・強制解約後にあなたを待っているものとは何なのか、そのリスクについて解説しましょう。
Amazon Mastercard クラシックの利用料金を滞納した場合のリスクや強制解約後に待っているもの
先ほどもお伝えしたように、Amazon Mastercard クラシックが強制解約になっても、もう一度申し込みをすればいいように感じるかもしれません。
しかし、Amazon Mastercard クラシックの再申し込みで入会審査に通過することはかなり厳しいと思った方がいいでしょう。
まずは、Amazon Mastercard クラシックを滞納・強制解約になるとどのようなリスクがあるのかを下記にまとめましょう。
- 損害遅延金が発生する
- 滞納・強制解約にかかる費用を支払う必要がある
- 債務を全額返済しなければいけない
- Amazon Mastercard クラシックの再入会が難しくなる
- 個人信用情報に滞納・強制解約の事実が登録される
- 裁判になる
なんだか嫌な予感しかしない内容がズラリと並びましたね。
今後もAmazon Mastercard クラシックを使い続けていくために大切な内容なので、もっと詳しく解説していきますね。
Amazon Mastercard クラシックを滞納すると遅延損害金が発生する
聞きなれない言葉かもしれませんが『遅延損害金』とは、Amazon Mastercard クラシックの利用料を滞納することで、三井住友カード被る損害に対して支払うお金のことをいいます。
つまり、Amazon Mastercard クラシックの利用料を支払わないと、自動的に損害遅延金が発生するのです。
もちろん遅延損害金の支払いも、Amazon Mastercard クラシック会員であるあなたが支払うことになります。
Amazon Mastercard クラシックの損害遅延金は、滞納した日数と下記の年率で計算します。
利用目的 | 年率 |
---|---|
ショッピング利用 | 14.60% |
キャッシング利用 | 20.00% |
※うるう年は1年を366日とする
※付利単位(利息を付ける最低金額)は1,000円とする
遅延損害金の額は、滞納した日数がカギとなるので、滞納している期間が長ければ長いほど金額が増えていきます。
「でも、年率だけ見てもピンとこないな」
このように感じたあなたのために、例を挙げて遅延損害金を計算してみましょう。
Amazon Mastercard クラシックのショッピング利用額 30万円を1か月滞納した場合
例えば、Amazon Mastercard クラシックのショッピング利用額 30万円が支払日に引き落としが完了できずに、1か月間(30日)滞納したとして計算してみましょう。
詳細 | |
---|---|
1か月滞納した金額 | 300,000円 |
滞納した日数 | 30日 |
遅延損害金年率 | 年率14.6% |
計算式 | 300,000円×14.6%÷365日×30日 |
遅延損害金 | 3,600円 |
滞納した金額+遅延損害金 | 303,600円 |
引き落とし日に支払いが完了していれば30万円の支払いで済みますが、1か月間滞納したことで遅延損害金がプラス3,600円で、合計306,000円も支払わなくてはいけなくなりました。
遅延損害金に3,600円も支払くらいなら、3,600円の豪華な食事を楽しんだ方が余程有意義だと思いませんか?
では次に、Amazon Mastercard クラシックのキャッシング利用料を滞納した場合を計算してみましょう。
Amazon Mastercard クラシックのキャッシング利用額 30万円を1か月滞納した場合
今度は、Amazon Mastercard クラシックを使ってキャッシングを利用し、利用料 30万円を1か月間(30日)滞納したとして計算しましょう。
キャッシング利用の場合 | 詳細 |
---|---|
1か月滞納した金額 | 30万円 |
滞納した日数 | 30日 |
遅延損害金年率 | 年率20.0% |
計算式 | 300,000円×20.0%÷365日×30日 |
遅延損害金 | 4,931円 |
滞納した金額+遅延損害金 | 304,931円 |
Amazon Mastercard クラシックのキャッシング利用を滞納した場合の遅延損害金は20.0%なので、ショッピング利用のときよりも遅延損害金の額が大きくなり、最終的には304,931円も支払うことになるのです。
約5,000円も余分に支払うなんて、これほどもったいないことはありませんよね。
今回は滞納した期間を1か月として計算しましたが、2か月、3か月…と滞納している期間が長くなれば、遅延損害金の額もどんどん上がっていきます。
滞納したAmazon Mastercard クラシックの利用料は、できるだけ早めに返済しましょう。
なお、遅延損害金の計算上どうしても端数が出るので、こちらで計算した遅延損害金の額はあくまで目安としてくださいね。
滞納・強制解約にかかる費用も支払わなくてはいけない
先の項目で計算した遅延損害金を、「もったいない」と感じた方は多いのではないでしょうか。
実は、Amazon Mastercard クラシックを滞納することでもったいない支払いというのは、遅延損害金だけではないのです。
Amazon Mastercard クラシックの利用料の滞納・強制解約で発生する費用についても、会員であるあなたが支払うのです。
では、どんな費用を支払うのか、その一部を下記にピックアップしましょう。
- 振込手数料
- 再振替手数料
- 利用代金支払いに要した各種手数料
- 公租公課(消費税等を含む)
- 支払督促申立て費用
- 送達費用等法的措置に要した費用 など
コンビニや指定口座で支払うときに発生する振込手数料から、再振替にかかる手数料・督促にかかった費用なども、Amazon Mastercard クラシック会員が支払います。
それぞれどのくらいの金額になるかは、その時にならないとわかりません。
滞納した利用料以外に遅延損害金も支払うので、最終的にはかなりの額を支払うことになる可能性があります。
どうしても支払いが難しい場合は、、Amazon Mastercard クラシックを手元に準備して、下記の番号に電話をしてください。
- 東京:03-6738-7117
- 大阪:06-6445-3165
- 受付時間:10時から17時まで
- 休日:土曜日・日曜日・祝祭日・12月30日から1月3日まで
オペレーターに繋がったら、、Amazon Mastercard クラシックの利用料を滞納したことを謝り、今後の支払い相談をしましょう。
Amazon Mastercard クラシックの債務の全額を支払うことになる
Amazon Mastercard クラシックの利用料を滞納すると、債務の全額を支払うことになります。
Amazon Mastercard クラシックで一括払いしたものと、リボ払い・分割払いしたものでは債務全額返済の条件が違うので、下記の表にまとめましょう。
決済方法 | 全額返済になる条件 |
---|---|
一括払い | 1回でも滞納したら全額返済 |
リボ払い 分割払い 2回払い ボーナス一括払い |
滞納後、三井住友カードから20日以上の相当な期間を定めて、書面で支払いの催告をしたにもかかわらず、期間内に支払わなかった場合に全額返済 ※ただし、契約内容や返済状況により、支払い方法をそのまま継続する場合あり |
特に、1回の支払いでは難しいためリボ払いや分割払いにした分が全額返済となると、更に支払いが厳しくなりますよね。
このような事態を避けるためにも、支払期日はしっかり守って請求額を返済しましょう。
ただし、リボ払いや分割払いなど一括払い以外の決済を行っていた場合は、状況によって全額返済を免れる可能性があります。
支払いが厳しいと少しでも感じたのなら、催告に記載してある支払期日前に、三井住友カード信用管理部に相談をしましょう。
Amazon Mastercard クラシックの再入会が難しくなる
「もしAmazon Mastercard クラシックが強制解約になっても、もう一度申し込みをすれば大丈夫!」
このように考えている方はいませんか?
一度Amazon Mastercard クラシックが強制解約になると、再度申し込みをして入会するのはかなり厳しくなります。
なぜかというと、あなたがAmazon Mastercard クラシックの強制解約になったという情報が、三井住友カード内で『社内ブラック情報』として残ってしまうからです。
社内ブラックになっている方に、「もう一度クレジットカードを発行してあげよう!」なんて甘い会社はありません。
更に、三井住友カード社内のブラックなのですから、当然Amazon Mastercard クラシック以外の三井住友カード発行のカードに入会するのも難しくなります。
社内ブラック情報は、どのくらいの期間保有されているかはわかりませんので、強制解約になったら再入会はできないものと考えておきましょう。
個人信用情報機関に滞納・強制解約の事実が登録される
Amazon Mastercard クラシック滞納・強制解約になると、三井住友カードが加盟している下記の個人信用情報機関にその事実が登録されます。
個人信用情報機関に滞納・強制解約といった金事故情報が登録されると、他社のクレジットカードの申し込み審査や各種ローンの申し込み審査に通過できない可能性が高くなります。
…とご説明しても、個人信用情報機関がどんなところなのか、なぜ審査に通過できないのか疑問ですよね。
そこで、個人信用情報機関について簡単に解説しますね。
個人信用情報機関は借入に関する個人信用情報を管理・提供している会社
『個人信用情報機関』という言葉を初めて聞いた方は、何のことやらわかりませんよね。
個人信用情報機関とは、クレジットカードやローンなど各種借入をしている方の情報をまとめて管理している機関です。
個人信用情報機関には下記の3つの機関があり、ほとんどのカード会社や金融機関・消費者金融が加盟しています。
- JICC(日本信用情報機構)
- CIC
- 全国銀行個人信用情報センター
3つの個人信用情報機関はそれぞれ提携しているので、借入に関する信用情報は各機関で共有されます。
管理している主な情報は下記の通りです。
- 個人情報(氏名・電話番号・年収・勤務先・家族構成など)
- クレジットカードや各種ローンの利用状況・返済状況・申し込み記録
- 滞納・遅延・延滞・強制解約・自己破産などの金融事故の事実 など
例えば、クレジットカードの申し込みをした場合、カード会社が加盟している個人信用情報機関にあなたの情報の開示依頼をして、依頼があった人の個人信用情報をカード会社に開示します。
カード会社は、個人信用情報機関から提供されたあなたの信用情報を元にして、クレジットカードの入会審査を行います。
開示された信用情報に滞納・遅延・強制解約などの金融事故情報がある場合、クレジットカードの入会審査に通過できないかもしれません。
この一連の流れを、簡単に下記の表にまとめましょう。
1 | あなた | クレジットカードの申し込みをする |
---|---|---|
2 | カード会社 | 加盟している個人信用情報機関にあなたの信用情報の開示を依頼 |
3 | 個人信用情報機関 | あなたの信用情報を開示 |
4 | カード会社 | あなたの信用情報を元に入会審査を行うが、金融事故情報が載っていた |
5 | あなた | クレジットカードに入会できない |
つまり、Amazon Mastercard クラシックの利用料を滞納することで、他社発行のクレジットカードの申し込みをしても、審査に通過できずにカードを持つことができないかもしれないのです。
これは借入全般に言えることなので、車などの各種ローン審査も通過できない可能性があります。
「では、もうクレジットカードに入会することもローンを組むこともできない?」
このように不安を感じたあなたのために、個人信用情報機関が保有する情報の保有期間について解説しますね。
参考» クレジットカードの信用情報とは?個人の信用情報を開示する方法を解説!
滞納・強制解約の個人信用情報保有期間は約5年間
Amazon Mastercard クラシックの利用料を滞納した情報や、強制解約になった情報は、個人信用情報機関にずっと残っているわけではありません。
情報によって各機関に保有される期間が決まっているのです。
クレジットカードの滞納・強制解約の情報の保有期間は、下記の表のようになります。
個人信用情報機関名 | 滞納・強制解約情報の保有期間 |
---|---|
JICC | 当該事実の発生日から5年を超えない期間 |
CIC | 契約期間中および契約終了後5年以内 |
全国銀行個人信用情報センター | 契約期間中および契約終了日 完済していない場合は完済日から5年を超えない期間 |
滞納・強制解約があった日から5年を超えない期間が保有期間なので、最低5年経てば滞納・強制解約の情報は消えます。
ただし、5年の間にまた滞納したり強制解約になると、そこから5年間情報が登録されたままです。
「クレジットカードを新しく申し込みたい」「ローンを組みたい」という方は、滞納・強制解約から5年以上経過してから申し込むほうが、審査に通過しやすくなります。
とはいえ、5年もの間クレジットカードがない生活を送ったり、ローンが組めない状態では不便ですよね。
強制解約になることを後悔する前に、滞納したAmazon Mastercard クラシックの利用料をできるだけ早く支払い、二度と滞納しないようにしましょう。
滞納したAmazon Mastercard クラシックの利用料を返済しないと裁判になる
Amazon Mastercard クラシックの利用料を滞納しただけでなく、その後も返済が行われないようであれば、最悪の場合裁判になります。
裁判になれば、あなたの財産が差し押さえられてしまいます。では、裁判の一般的な流れを下記にまとめましょう。
- カード利用料を滞納する
- カードが利用停止する
- 利用停止しても支払いが行われない
- 裁判所から支払督促が届くが応じない
- 異議申し立てがなければ、資産・財産が差し押さえられる(強制執行)
- カード発行会社が残債務全額・費用等を徴収した後、強制解約になる
裁判になる前に、裁判所から支払督促の通知が届きます。支払督促に対し異議申し立てを行わなければ、下記のような財産が差し押さえられます。
- 給料
- 債券
- 貯金
- 家・土地などの不動産 など
中でも差し押さえになりやすいのは給料です。
給料が差し押さえになれば、当然あなたの勤務先にも連絡がいくため、上司や社員たちにAmazon Mastercard クラシックの利用料を滞納したことがバレてしまいます。
もちろん、家族にもわかってしまうのです。
ここまでくると、もうあなただけの問題ではなくなりますし、今後の生活が大きく変化してしまうかもしれません。
このような最悪の事態を避けるためには、Amazon Mastercard クラシックの利用料を滞納した時点で三井住友カードに支払い相談をすることです。
- 東京:03-6738-7117
- 大阪:06-6445-3165
- 受付時間:10時から17時まで
- 休日:土曜日・日曜日・祝祭日・12月30日から1月3日まで
土曜日やカレンダーの赤日は休日となってしまうので、仕事の都合などでなかなか電話をかけるタイミングがつかめないかもしれません。
しかし、支払いができないからと言って滞納したままにすると、後に大変なことになってしまうので、できるだけ時間を作って電話をかけましょう。
Amazon Mastercard クラシックの利用料は滞納前に対処して強制解約を防ごう!
Amazon Mastercard クラシックの利用料を滞納してしまったら、できるだけ早く返済することが大事です。
ここで滞納した場合の対処法を、もう一度まとめましょう。
- 再引き落としを行う場合は再引き落とし日の前日までに入金して支払う
- 三井住友カードの指定口座に振り込む
再引き落としが行われない金融機関は自宅に支払案内のハガキが届くので、ハガキに記載してある期日までに必ず振込を行います。
いつまでも滞納したままにしておくと、滞納した利用料に対して遅延損害金が発生しますし、Amazon Mastercard クラシックの利用も停止してしまいます。
カードの利用停止日は2~3営業日から約1週間ほどです。
Amazon Mastercard クラシックの復活は、返済が完了してから2~3営業日後になるので、なるべく早めに復活させましょう。
返済を行わず滞納したままでいると、せっかく手に入れたAmazon Mastercard クラシックが強制解約になってしまいます。
最悪の状態を避けるためにも、Amazon Mastercard クラシックの利用料を滞納しないように請求額や金融機関の口座をよく確認したり、滞納した場合は早めに返済してください。
また、返済が厳しいようなら、三井住友カード信用管理部に支払い相談をしてくださいね。